TOP野宿旅TT250Rで行く! 東北・北海道18日間の旅

 TT250Rで行く! 東北・北海道18日間の旅


■12日目(05/09/11)編

◆朝だけは快晴◆

7:00に日の光の暑さで目を覚ます。起きて顔を洗ったりしたものの、いまいち疲れが取れていない感じだったので1時間ほどゴロゴロ。
外は快晴で日差しが強く、テントの中はダラダラを許してくれない温室に。芝生のサイトだからか夜露がかなりすごく、乾かしながら朝食にカップ焼きソバを食べた。


ばっちり快晴。おかげさまで惰眠をむさぼることは出来なかったが。


テントの中でシュラフにくるまりながら湯が沸くのを待つ。昨日買った安くてダサいウォーキングシューズが端に・・。


時折吹く風がかなり冷たいが、日差しが強烈で北海道の夏らしい。
テントの夜露が乾いたことを見計らいサクッと撤収。ここは駐車場とテントサイトがやや離れているが、自由に使えるリアカーが有って大変便利。


我ながら大荷物だなぁ。


時間はこの時点で9:00頃。どうしたことか、起きた頃は痛いほど強かった日差しが急にかげり始め、出発の準備が整った時点で完全に曇りになってしまった。


ほんの15分くらいの間に一体何が・・。リアカーの写真と比べて影の出方が歴然。


今日は旭川から南下し美瑛、富良野という「北海道っぽい」エリアを抜け、帯広方面へ抜ける計画。緑色の丘に青空のコントラストが美しいエリアだというのに、手のひらを返したような天候の変化にゲンナリ。まぁこればっかりはどうにもならないので、とりあえず出発。

いよいよ道東が見えてきたな。


◆曇りの美瑛◆

旭川から美瑛まではすぐ。
朝の青空とはうって変わってど〜んよりとした曇り空。今はジャガイモの収穫時期らしく、そこらじゅうでトラクターがスゲー量のジャガイモを掘り出している。

とりあえずカメラをあちこち向けてみるも、青空がバックでないとどうにもパッとしない。とりあえず有名樹木シリーズ(セブンスター、親子、ケンメリ・・)をサッと見ただけで、次の目的地へ向かってしまった。

(リバーサル)


うーむ・・・


観光スポット近くのパーキングでうろついていたモシャモシャの犬。
あまり記憶が定かでないのだけど、2008年(この旅から3年後)に再度訪問した際も居た気がする。近くの喫茶店の飼い犬なのだろうか。


◆雲を追い越せ◆

特に雲が多かったのが旭川⇒美瑛間だったようで、南下するにつれて前方が明るくなり始めた。

(リバーサル)
雲の切れ目。ここまできっちり分かれているのも珍しい。


ボケッと走っていて道を間違えたりしたが、12:30に道の駅南富良野に到着。すぐ近くのセイコマで昼食を買って食うも、ふと見るとゴミ箱が無い。超有名観光スポットゆえ、ゴミの持ち込みに頭を悩ませた結果か?
買った品物のゴミくらい捨てさせてもらってもかまわないだろうとコンビニの店員さんに声をかけて引き取ってもらうも、微妙に嫌な顔をされた。どういうことやねん。


(リバーサル)
帯広へ向かう道。なだらかな起伏で蜃気楼が見える。



緩やかなアップダウンの続く道も、また北海道らしい。


TRIPを見るとそろそろガソリンを入れたくなる時期だが、ちょうど都市間の道を走っているためGSが無い。地図を確認するとちょうど通常容量(約6L 200km弱分)を使い切るであろうエリアにGSが集中して有りそう。リザーブまで何Lなのか確認もしてみたかったので、無理に探さずエンジン停止まで走り続けてみることにした。

すると目当てのGSが近づいてきた210km程のところでトルクが薄くなった気がし始め、212kmでエンスト。距離をメモってリザーブに切り替え、慌てず目的のGSへ向かう。

ところが、3件回って全部定休日。そう、今日は日曜日だったのだ。北海道では休日に休むGSが多くて時々焦ることがある。
予備容量は2Lあるので60km強は走り回れるが、北海道では心もとない。地図のGSマークをあてにあちこち走り回って、4、5件目でようやく給油できた。このあいだ約10km程度だったが、なんと心細かったことか。

給油容量は6.89L。距離222.1kmなので満タン法で
 222.1 / 6.89 = 32.23km/L
 212 / 32.23 = 6.58L
と、通常容量6.58Lとなった。公称タンク容量8Lなので、リザーブは1.5L程度しかないのかな。さすがにリザーブ切れるまで走って試すのはやりたくないけど。


◆十勝牧場展望台◆

以前行った新酪農村展望台が記憶に残っていて(04年北海道 12日目参照)、似た場所があるという情報を聞きつけ十勝牧場展望台へ。

家畜改良センターの大きな敷地内にあり、途中少しダートを走ることになる。


どこも似たような風景なので見つけるのに苦労したが、ようやく案内看板にたどり着く。これはこれでわかりにくい。


本当にこの道で合っているのか大変不安になる。


そんな不安な気持ちを抑えつつ走り、ついにたどり着いたのがここ。広大な牧草地に、酪農機材の展示(置いてあるだけ)と駐車場。あとは360°見渡す限り何もない。



広い・・。



展望台。高さが無いので登ってもあまり変わらないが。

ホント誰も居ないので、静かに牧草地を眺めるには最高の場所で、孤独感もたっぷり味わえる。でも新酪農村の方が最果ての地っぽい雰囲気はすると思う。人工物が道路一本だけだからだろうか。



無理やり合成したのでおかしくなっているが、展示してあった案内板。これの右側なのだが・・



この服おかしくないか??
ワンピースなのだろうけど、どう考えてもセーラー服でスカート履いてないように見えてしまうのだが。俺が不純な心を持っているからだろうか・・。


◆そろそろ寝床を探す◆


誰も居ない牧草地をボーっと眺めていると、ボチボチ日が暮れ始めた。地図で近くのキャンプ場を探し、上士幌町航空公園キャンプ場(無料)を見つけて向かう。

思いのほかバイクツアラーが多くて驚くが、サイトもやたらと広いので混んでいる印象は無い。本日の宿として問題なしを確認し、とりあえずキャンプ場に貼ってあった地図を頼りに近所の銭湯「ふれあいの湯」へ。360円の銭湯だが、かなり綺麗で驚いた。

風呂に入るともうなんだかめんどくさくなってしまい、帰りがけのコンビニで弁当を買い、テント脇のベンチで夕食にする。


超定番、から揚げ弁当。コンビニ弁当はどれも味が濃いので、米を自分でたいて大盛りにするとちょうどいいのかもしれない。


同じ大学生だがちょっとクラシックなBMW(たぶんR1100)に乗るサトウ君というという人としばし話す。パニアケースまでつけていて随分リッチだと思ったが、年式が古いものを親戚のおじさんから安く譲ってもらったらしい。
荷物を満載したちょっと古いBMWも、なかなか味があってうらやましくなった俺だった。


走行距離:259km(累積2642km)
出費:2836円(累積50158円)



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