TOP野宿旅TT250Rで行く! 東北・北海道18日間の旅

 TT250Rで行く! 東北・北海道18日間の旅


■13日目(05/09/12)編

◆寝苦しかった夜◆

夜中0:00頃に暑くて目を覚ました。どうやら着込んで寝たのがまずかったらしい。余計な上着を脱いで再び寝ると、今度は明け方に寒くて目が覚めた。ここは十勝平野、朝はきっと冷え込むのだろう。
そんなこんなでいまいちしっかり寝られなかったが、8:00に起床し行動開始。昨夜コンビニで仕入れておいたカップめんで適当に済ませる。




昨夜のあまりのスナック菓子とセット。我ながら大変不健康な朝食だ。


朝食がカップめんだと湯沸し中に片づけをしたりできるので撤収が早い。ここもリアカーが用意されていて、駐輪場への荷物の運搬は一度で完了。リアカーのタイヤの空気が抜けていてかなり重たかったが・・。


リアカーとテントサイト。人が少なかったので砂地の上にテントを建てた。



広大な芝生のテントサイト。


キャンプ場は9:30に出発したのだが、上士幌町内で少し買出しをしたら随分時間を食ってしまい街を出たのは11:00近くになってしまった。起床時間といい、ちょっと今回の旅はだらけているなぁ。


◆摩周まで一気に◆

上士幌から足寄を抜けて阿寒、摩周と進むR242/241は昨年も通った道。去年は通り雨にやられてただただ前へ進むのみだったが、今年は幸い晴れ。



道の駅足寄から足寄湖を望む。逆光。



なぜか二度目だが寄ってしまう双湖台。ここから望むペンケトウという湖(というか池)が北海道の形に見えるらしい。言われてみれば・・ね。


阿寒湖は昨年見たので、行動開始が遅かったことを考慮してスルー。結局11:00の出発から道の駅摩周までほとんど一気に走ってしまった。

もう着替えが底をついていることを思い出し、道の駅摩周の観光案内所でコインランドリーの場所を聞くと、道の駅のすぐ裏手がコインランドリーだという。ラッキーなタイミングで聞いたな。



道の駅摩周近くのコインランドリー。値段は標準的だが、乾燥機の30分100円の表示に対して実際はその半分くらいしか動かなかった。
コインランドリーの表示が正確だったためしがあまり無いので、驚くには値しないが。


洗濯はすぐに終わるのでしばし待ち、衣類を乾燥機に放り込んだらその間に給油と昼食を済ませる。
今日は美幌峠まで行けたらと思っていたが、洗濯が終わった時点で既に15:00近くなっており、明日へ持ち越すことにした。そんなに急ぐ旅路でもないので、たまには適当に過ごすのもいいだろう。


◆屈斜路湖の無料温泉◆

摩周から北に20km程度走れば屈斜路湖。湖畔には和琴半島湖畔国設キャンプ場があり、そこへ向かう。すぐ近くには無料の露天風呂もあるようだ。



屈斜路湖。この時点で17:00。


キャンプ場の受付けで、「夜は雨が降るので、炊事場にテントを張ってもいい」と言われる。え、雨降るのか。。

この「炊事場にテント」。このときはラッキーと思ったが、後にえらいことになる。



和琴半島の無料露天風呂前。一応目隠しの植え込みと、脱衣所がある。



植え込みの裏はこんな感じ。こういうとき一人だとどうにもやりづらいのだけど、明るいうちから全裸でちゃんと入浴しました。

湯はゴミというか藻みたいなのがかなり沈殿していて、そっと入らないと体中にゴミがつくことになる。暖かくて気持ちいいけど、なんとなく湯上りがベトッとした感じで綺麗になったのかいまいちわからない温泉だった。



夕食はカレー。久々に暖かい米を食ったような気がする。


この頃から、炊事場にやたらとハサミムシが出没するなぁとは思っていたのだが、あまり重要には捕らえていなかった。


◆同宿の人々◆

最初は俺一人だったキャンプ場も、日が暮れる頃には3人増えて4人になっていた。
そのうちの一人でVFRに乗った人がかなり面白かった。
  • バイクに乗り始めて1ヶ月。マシンは買ったばかりのVFR。
  • 北海道へ来て左右へ1回ずつ立ちゴケしたらしく落ち込んでる(これはしかたない)
  • 「風雨来記(ふうらいき)」というゲームをやって、舞台となった北海道へ来たくなった。
  • 北海道は初めてだが、ツーリングスポットにやたら詳しい。これはゲーム中に登場するため。
聞いた時は随分マニアックなゲームがあるもんだなと思っただけだったが、帰ってきてググったらびっくりした。萌え?系ゲームではないか。

どうもバイクで北海道を回りながら取材?しつつ、女の子と出会うゲームのようなのだが・・・作者の趣味がよくわかるというか、すげーニッチなところを突いて来たというか・・。
いずれにせよ、ゲームをやっただけで居ても経っても居られなくなり、バイクの免許を取ってツーリングに来てしまうのはすごい行動力である。



「湖畔に別の温泉があるらしい」という情報を受け、皆で夜の獣道を歩いて見つけた温泉。猛烈に熱くて入れなかった。
ここまでの道も、VFRの人が「確かゲームでは・・・」という脅威のガイドっぷりを発揮。東京に来た事が無い「首都高バトル」好きが、東京の人より首都高に詳しい的な感覚か。


◆事件発生◆

散歩を終えてテントへ戻ると、とんでもないことになっていた。
炊事場のコンクリから、テントのフライシートまでいたるところにハサミムシがいっぱい。なんじゃこりゃー!と思いながらテントを見ると、なんとファスナーが開いているではないか。
どうやら出るときにちゃんと閉めなかったらしい。

大量のハサミムシはテント内までしっかり進入している。あまりにショックで写真も撮れなかった。とりあえずハサミムシに占拠されたテントに入り、一匹ずつ見つけてはトイレットペーパーで捕獲して潰す。冗談抜きに10匹以上は捕獲し駆除。シュラフ内が安全になったことを確認してなんとか一息ついた。

大量にハサミムシを潰したからか、昨夜くらいから風邪っぽいからか、はては何度も温泉につかって体力を使ったのかは知らないが、急に寒気がして嫌な汗が噴出してきた。

ああ、今日はもうだめだ。
インナーテントの周りにもあちこちハサミムシが付いているのが見えるが、中に入れないなら無視しよう。
寝る前のトイレにも行かず、ハサミムシに閉じ込められ、謎の寒気と戦いながら寝た。一番散々な夜だった。



走行距離:167km(累積2809km)
出費:2512円(累積52670円)



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