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5日目 （03/02/19/水）編 朝8時に起きた。久々のベッドでの起床。 2階で寝させてもらっていたが、下へ降りると朝食が待っていた。暖房のかかった部屋で食べられ、しかも自分で食事を作らなくて済むなんて・・。つくづく感謝＆文明生活の楽さを感じる。 今日一日ゆっくりさせてもらうとは言え、いろいろとやらないといけないことも多い。 あまりのんびりしていないでさっさと朝から行動を開始する。 まず、ほどよく晴れているのでレインスーツやシュラフ等の湿気っている物を干す。着続けで香ばしい香りが漂いそうな服も洗濯させてもらった。これだけ晴れているから明日の出発前には乾くだろう。 その後今日の大イベント、タイヤ交換に入った。 元々ついていた「メイドイン台湾タイヤ」をはずし、新しいタイヤを装着。太さが違うのでチューブがそのまま使えるか若干不安だったが、別段問題なかった。ツーリングから帰ったら26×1.5にぴったりのチューブに替えて軽量化を図ろうかな。 今回装着するスペシャライズドのニンバスEXは「ホイールにはまりにくい」ということでなぜか有名。おそるおそるチャレンジしたが、元々ついていたタイヤよりも簡単にツルッと入ってしまい驚いた。しばらく「サイズ間違えたか？」と悩んだが、問題なし。まぁ楽だったからよしとしよう。 買った店の保管状態があまり良くなく、タイヤがふにゃふにゃに変形していてチューブを入れるのにちょっと苦労したがそれ以外は問題なし。空気の入れにくいインフレータでスコスコやるのが大変なだけで、作業は簡単に終わった。そのついでにチェーンの汚れも落とし、ブレーキを調整したりと簡単に出来る整備は大体済ました。 今回のツーリングで気づいたが、Vブレーキのシューはやたらと減ってゆく。重い荷物を積んでいるだけあって制動のときに加える力が大きいのが原因だろうか。それともこのシューが変なのかな？ 今までは手元の微調整ネジで対応していたが、最大まで引っ張ってもレバーが指につきそうなくらいスカスカになってしまったので根本のワイヤーで調整した。うむ、良好。俺はちょっとひいたらガツンと効くくらい遊びのない設定が好きだな。  ↑交換した後のタイヤ。赤のラインが結構強烈なアクセントになったが、フレームの色と合っていて良い感じ。全体画像を取り忘れたが、今後の旅行記中で見てくださいな。 ちなみに、見る人が見れば分かると思うけどメインコンポーネントはシマノアリビオ。個人的にはFディレイラーの変速に不満がある意外はあんまし問題なく使えるレベルかと。 ブラックのスポークとリムがお気に入り。 その後早速テスト走行。 タイヤのサイズが26×1.75 から 26×1.5と細くなった上に、やたらと堅いコンパウンドを使っているので走行抵抗の軽減に期待できそうだ。 Yさん宅の庭（やたら広い）は未舗装なのでかえって走行は重くなってしまったが、アスファルト上にでた瞬間に驚いた。うーむ、軽い！もちろんほとんどの荷物を下ろしているから軽いのは当たり前だが、あきらかに転がり抵抗が落ちているのが分かる。それを認識させてくれるのがハンドルの軽さ。フロントの荷物は入れっぱなしなのにくるくるとハンドルが回る。グリップに関しては何とも言えないが、これからの旅に期待大だな。 そしてお昼はYさんにウナギを食いに連れて行ってもらい、鰻重をごちそうになった。なんて贅沢な生活をしているんだ。＞俺 その後もYさんの買い物につき合ったりと色々していたのだが、さすがに野宿旅用の服装で町中を歩くのは恥ずかしい。特に運動靴（アップシューズみたいなやつ）を履いているのがガキっぽくてなんかヤダった。 帰ってきた後はYさんの車であるセルシオを運転させてもらったり、前回も乗らせてもらったMTの軽トラでお出かけさせてもらったりと色々とこなした一日だった。 【超簡易俺的インプレ】 ○セルシオ 言わずとしれた高級車。まぁベンツのコピーなんて巷では言われてるけど。 普通に買い物に出かけるときに15分ほど運転させてもらっただけなので加速とかそのあたりは何とも言えないが、恐ろしく静か。アクセルを踏んでもすーっと加速していくだけで、CUBEみたいに「ぶぶ〜〜〜ぅううううう」といったエンジン音がしない。4000ccガソリンエンジンの強大なトルクのおかげか、0→60km/hまで普通に加速するぶんにはタコメータがほとんどあがらない。2000rpmいかないんじゃないかな、ヘタしたら。 なーんにもない平坦なところがあったら全開加速を試してみたくなるところだが、人の車だしやめておいた。 質感はさすが高級車。ウインカーのスイッチ一つとっても違う。 乗り心地に関しては、「車に詳しい親戚に任せっきりにしていたら、車検の時に勝手にスポーツサスに替えられた」そうなので（・・・・オイ）、あまり良くない。せっかくのセルシオが・・・。 ○三菱軽トラ ミニキャブ セルシオに乗った直後に乗ると驚く。一瞬「走るのか？」と思ってしまったくらい。 鍵、ドア、シート、メーター・・・・。すべてが「動けばいい」のつくり。ある意味「美」だ。 セルを回すとやたらとガーガーうるさいエンジンがうなりをあげる。4速マニュアルだが、ミッションをトルク重視に取り替えてあるらしくやたらとギア比が軽い。2速発進もらくらくだ。なんでも、元々は本当の農業用に使っていた車を譲り受けたらしい。そんなわけで改造されているんだとさ。 ただ、逆に高速走行で問題が・・。60km/hを超えると「5速はないのか、5速はッ！」と叫びたくなるほど厳しいギア比。タコメータがない車なので何回転かは分からないが、クラッチ切って空ぶかししたときのような激しいエンジン音を響かせて走ることになる。しかも「あの車エンジンの調子悪いよ」と言われていたが、バックミラーを見ると白煙が見える・・・。これガソリン車だろ？オイオイ。 まぁ、なかなか乗ってて楽しめる車だった。絶対に長距離は乗りたくないけど。 ※重要※ ちゃんと自分が任意保険の対象範囲に入っていることを確認した上で運転させてもらっています。 自分は無保険で要免許の乗り物は運転しません。 夕食は普通にYさん宅で。俺が来たからとわざわざ大量の焼き肉が準備されていた。うれしかったが、なんだかやたらと大量にある。というか、食べているのが俺だけ・・・。 「ウチはあんまり肉食べないのよ」って、うれしいけど多すぎッス！必死で食べたが余った。処分するそうなので、明日の朝食うと言って取っておいてもらうことに。加熱してあるから大丈夫だろう。 その後も次から次へとビールやら日本酒やらウイスキーやらが出てきて、もうなんというか・・・（しっかり味わいましたが（笑））。ただ、これに関してはYさん宅でのいつもの風景らしい。 明日Yさんは5時に起きるそうなので、5時半頃に起こしてもらうようお願いして就寝だ。おにぎり作ってくれるとか。もう至れり尽くせりです。 携帯を充電しつつ、掲示板へ書き込み。
ひさしぶりに普段通りどころか贅沢な一日を過ごさせてもらった。Yさんには感謝だ。 先日まではここから北か南へ行くか悩んでいたが、Yさんの助言もあり、三重方面（つまり南）へ向かうことにした。日本海側を目指すとクソ寒い上に峠もいっぱいだから、正解かもな。 「明日から走るぜ！」と意気込みを旅メモに記入し、布団に入った。寝付いたのは11：30だった。 走行距離 0.73km （累積324.72km） 平均速度 13.6km/h 最高速度 33.0km/h 純走行時間 00：03：16 ＜4日目（03/02/18/火）編へ 6日目（03/02/20/木）編へ＞ |
