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 初のソロツーリング!静岡・愛知・三重自転車の旅

4日目 (03/02/18/火)編

午前4:30に携帯の目覚ましで目を覚ます。夜中に一度だけ目を覚ましたような気もするが、この旅の中で一番ぐっすり寝たな。眠りに入る直前に人の話し声を聞いたような気もしたが、何事もなく夜を明かせたようだ。
もう少し寝ていたい気もするが、今日は初日と比べて寝不足というわけでもないので起きた。かなり寒い。

気温を計ってみたが、少なくとも氷点下。飲み水をテントの中に入れておいて良かった・・。凍って朝飲めないのは悲惨だ。コンロで溶かそうにもそもそもボトルから出てこないだろうし。

今日は久しぶりに朝食が白米ではない。昨日の夜は夜の見回りに追い出されるかどうか・・・という状況だったので、すぐに撤収して動けるよう夕食時には一食分しか炊かなかったからだ。まぁ、こんなに寒いと白米を炊いておいてお茶漬けにしたところで、あっという間に冷えてパサパサボロボロのご飯を食う羽目になるから、良かったかもしれないな。

食い物はご飯を炊く以外はラーメンしかないので、サッポロ一番味噌ラーメンを調理して食う。例のごとく魚肉ソーセージ入りだ。麺をゆでるときから入れておくので、熱々の魚肉ソーセージが食べられる。ちなみにだが、魚肉ソーセージは常温で食べておいしいよう作ってあるのか加熱するとやたらとまずくなる。「美味しんぼ」的解説をするとすれば、化学調味料がゆでたために溶け出て、残りカスだけになっているからかもしれないけど。

まぁ、そんなことは野宿旅の時はどうでも良いわけで、冷えない内にさっさと食べて片づける。
食べ終わった後はコッヘルが乾かない内にトイレットペーパーでふき取り、少量の水を入れてふたをして火にかけ、発生した水蒸気で中を蒸らす。そしてそのお湯を捨ててから再びトイレットペーパーで拭いて終わり。水洗いは手が冷たいし、必ずしも水のあるところで調理できるわけではないので基本的にはしない。カレーだろうがお茶漬けだろうが、すべてこの方法で後かたづけをしている。トイレットペーパーは新品を一巻き持ち歩いているが、あらゆる事に使えるので野宿旅の必需品だ。無くなったら公衆トイレから一つ拝借してしまう。

それにしても、真っ暗な中行動していて目が慣れてくると、月明かりというのがかなり明るいことに気がつく。よほど細かい作業をする場合を除けば、まったくライトなしで問題ない。それどころか、月明かりで自分の影が出来ていることにも気づく。一人ゆえの、新しい発見だ。


と、相変わらず色々考え事をしつつも手早く食事を済ませ、昨日の夜に書き忘れていた標高ログデータをノートに書き写してからテントをたたみ撤収。


↑テントを片づけている最中に、この野宿場所での写真を一枚も撮っていないことに気がついてあわてて撮影。テントのフライシートははずした後なので、写っているのはインナーテント。すこしとがった物でつついただけで穴が空きそうな相当頼りない生地で出来ている。軽さのためには仕方がないのか。


やがて夜が明けてきて、急に鳥の鳴き声がしだす。荷造りを終え、ちょっとだけベンチに座って夜明けを眺める。今日はできればYさん宅に行きたい。道のりは約100kmほど。中途半端に距離を残すのもイヤだから、無理はしないけど頑張ってたどり着きたい。今日の目的地であるYさん宅は愛知県の弥富というところ。愛知県の西に位置し、ほとんど岐阜県だ。今自分がいるのは、愛知県の東のはずれ。今日一日で愛知県を横断することになりそうだな。

それにしても、夜はしっかり寝れたし朝早くから行動できているし、これからの予定もはっきりしている。旅のリズムがつかめてきた感じだ。気分はドキワク!(死語ですね)
普段普通に生活していて、朝方行動を始めたときにワクワクと感じることがあるだろうか?こういうときは、ほんの少しの不安もかえって心地よく感じてしまう。旅はやめられないと思う瞬間。


そして、まだ少し薄暗い6:15に公園を出た。見回りは取り越し苦労だったな。いつものことか。
浜名湖から西へ20kmほど走り、7時過ぎに国道1号線へ入る。以降は、国道1号をひたすらまっすぐ走って弥富を目指すことになる。Yさんの家に近づいてきたら別の国道に乗り換える必要があるが、少なくとも当分はそういうことを考える必要は無い。道が分からなくなっても、さすがは天下のR1。そこら中に青標識があって、三角おにぎりでどちらがR1かを教えてくれる。
目の前の青標識には、「名古屋 76km」の表示。今日は長い一日になりそうだ。

途中にローソンを発見し、今日の朝のゴミ(公園にゴミ箱が無く、捨てられなかった)をゴミ箱へ。ただゴミを捨てるだけでは失礼だから、ちゃんと買い物をする。このときはいい加減古くなってきたペットボトルを交換しようとお茶のペットボトルを買ったのだが、よく考えてみればどこでも売っているのだから今買う必要はなかった。まだ手持ちのボトルには水が入っているし。チョコにでもしておけばなぁ。無駄に0.5kgのウエイト増。失敗。


R1は所々広くなるが、基本的には片側1〜2車線程度のありがちな道。愛知に入ってからはバイパスで悩まされることも特になかった。ただ、あまりにもトラックが多いのでとてもじゃないが道路は走れない。自転車通行可でない歩道も、仕方がないので走る。スポーツ車に乗る以上歩道は走っちゃいけない気もするが、仕方ないだろう。命にはかえられん。

と、10時頃突然腹が減ってくる。どこかにチャリを止めてパンでも食うかなーなんて考えていたらマクドナルドを発見。なんか食うか・・・と入ったが、これが失敗だった。
そう、マクドナルドは8:00〜10:30はモーニングの時間で、通常のメニューはやっていない。あるのはセットメニューのみだ。ギリギリで気づいた俺は、あやうく「チーズバーガー4つ」等と言うところだったよ。ふぅ。
でも、一度入ってからでるのもアレだし、仕方ないから何かを食べることに。結局フランクバーガーの謎のモーニングセットを注文。別にソフトドリンクなんか飲みたくないんだけどなぁ。

まぁ、ブツブツ言っていてもしょうがない。わざわざ360円も払ったのだから、満喫しなきゃね。ひとまず、地図を開いてこれからのルートを調査する。R1に沿って走ればいいとは言っても、途中にバイパスがあったりするし、2本に別れたりすることもあり得るからな。まぁそんなことをしつつ、適当に食って暖房で体を温めて出発。明け方から走っていて体は冷えていたから、体を温めるという意味ではマックも正解だったかもしれないな。
ちなみに、入ったのは「マクドナルド岡崎インター店」。だからなんだって言われても困るけど。

出発は10:30。なんだかんだとモーニングセット360円で30分も過ごしたらしい。ある意味お得か。




↑11時過ぎにR1で。名古屋まであと25km。さっきは76kmだったから、良いペースだな。


これからしばらく、ずーっと黙々と走り続けた。ポジションが悪いのかどうも首が痛いので、段差ではケツを浮かして首への衝撃を和らげたり、時々信号で止まっては辺りを見回したり。でも、どこでも常にトラックが見えるだけであまりおもしろい景色ではなかった。逆に言えば、これが愛知なのかもしれないけどね。



↑そして12:30に名古屋入り。7時過ぎにR1へ乗ってから4時間で70km以上走った計算だ。アベレージ17.5km/h。普段に比べれば比較的良いペース。

この日はかなり向かい風が強く、走行抵抗はかなりのものだった。でも、曇でやや肌寒いという気候は自転車で走るには最適。向かい風で減点だが、それでもコンディションは良い方だ。
本当は薄曇で肌寒く無風ってのが一番良いんだけどね。追い風が良いんじゃないの?と思うかもしれないけど、必ずしも風下に向かって走る訳じゃないし、屋外生活に置いて風ってのは邪魔になることの方が多いからね。

まず、名古屋に入って思うことは道がやたらと広いこと。都市部は道路が碁盤の目になっていて、それぞれが4車線近くある(そのあたりの詳しい話は「超初心運転者が行く!Part1 神奈川→愛知の旅 by車」でも参照してもらうとする)。
道が広いから車には良いのかもしれないが、完全に車優先で作られた道路というのがまずい。まず、交差点の多くが横断歩道ではなく歩道橋なのだ。信号によって交通が遮られることを嫌っているのだろうが、これが自転車にとってはつらい。普通のチャリならまだしも、正直スロープを押し上げるのに結構な力を要求される。ちゃんと腰を入れて押さなければ持ち上がらないくらいだ。
何カ所かなら許せるが、少なくとも今回通った中で10箇所以上あったのは間違いない。なるべく遠回りをしてでも横断歩道のあるところを選んだのだが、見渡す限り歩道橋しか見あたらない場合は仕方なく降りて押す。これがまたペースを崩すのでイライラが募った。

あと、よく「名古屋ナンバーの車は怖い」と言われる。特に関東圏に住んでいると良く聞く話だ。でも、今回愛知を自転車で横断していろいろな車を見たが、特別目につくほど危ないとは思わなかった。もちろん「オイオイ」という運転をするヤツはいたが、そんなの別に神奈川でもよく見る話だし、そのレベル。
そのかわり、「み○わ」のナンバーをつけた車がかなりやばいことに気づいた。まず、彼らにとって交差点で「黄色」もしくは「赤に変わった瞬間」というのは「アクセルを踏め」という意味らしい。自分の前の車が黄色で減速すると、クラクションを激しく鳴らしながら止まった車を追い越して交差点を通過する。初めてこれを見たときは本当に驚いたが、この一日で4回見た。
愛知横断中に速度の異常なまでの超過・爆音車両・ボコボコの車両・無駄にクラクションを鳴らす・あり得ない場所での追い越し・・・・・などの非常識行為をする車をよく見たが、9割は「み○わ」のナンバーを付けていた。

あとすごかったのは、細い路地からバイパスに合流する交差点での出来事。その交差点は信号がないから、車の流れが空くタイミングを狙って素早く流れに乗る必要があるのだが、車の流れはなかなか切れないので路地から出てきた車は結構待つことになる。
するとだ。その待っている車の後ろから来た例のナンバープレートを付けた車が、前の車に対して「早くいけ」とクラクション。しかも「プップー」ではなく「ブーーーーーーーーーーーーーーーー」と鳴らし続ける!車に乗っている人よりも見通しの利くところにいた俺だが、その場で合流したら100%事故になるような状況だった。でも、彼らにとっては「問題は自分が前に進めるか否か」ということらしい。結局車の流れがとぎれたところで2台ともバイパスに乗ることが出来ていたが、言うまでもなくそのクラクションカーは合流行動中に前の車に追い越しをかけていた。
運転していたのは太ったババァ。車が止まっていたら、一発殴っていたかもしれない。前の車のドライバーはかわいそうだった。

もちろん、誤解を防ぐために言うが、「み○わ」ナンバーを付けた車が100%危険とは言うつもりは全くない。ちゃんと黄色信号で止まったり、一時停止を守る「み○わ」ナンバーの車もいる。ただ、一日ずっとR1を眺めつつ走った結果、圧倒的に運転のマナーが悪かったことは確か。まぁいろいろ昔からの深い事情があることを後で聞いたが、それはWebで公開するような話じゃないからやめておく。
※何度も言いますが、そのナンバーを付けているからといって全員が危険運転をすると言うつもりは全くありません。


まぁそんなこんなで名古屋中心部に到達。この時点で時間は2時。腹減ったなーと走っていると目の前に吉野家が。そういえば肉が食いたいな・・・。そう思ったときには、すでにブレーキをかけていた。旅の間は食欲が行動を支配するらしい。



↑全国、どこへ行っても吉野家は吉野家(だと思う)。大盛りはさすがに懐に厳しいので、並+卵にした。合計330円。紅ショウガを山盛り盛るあたりにケチが光る。お茶もでるし、満足満足。
「お茶キボンヌ」とか言ってみたかったが、やめた。

なんとなくメニューの中で目についてボリュームUPのために卵を頼んではみたものの、カウンターに出されてから少し困った。はて、この卵はどうするべきか・・・と。いや、生で飲む以外は牛丼にかける以外無いのだが、本気で悩んだ。俺は卵かけご飯が嫌いだから余計だった。なら頼むなよって?そういうことは言わないでくれ。
まぁ、結局は牛丼のつゆと混ざってなかなかうまかったのだが。

きっかり30分で食べ終わり、吉野家を出る。人通りの多いところに自転車を止めたので若干不安だったが、カウンターから目を上げるだけで見える位置に駐輪したので安心だった。
「よーし、エネルギーも満タンだし、あとは一気にYさん宅へ!」と相変わらず怖い車と歩道橋の多い排ガス臭いR1をちんたら走る。あまり食べ物に執着のないタイプだが、野宿旅をしているときは満腹度とやる気が完全に比例する。体が基本だと、やっぱり違うのか、それとも外で食べるからおいしく感じるのか。謎である。

ただ、問題はその後やってきた。吉野家を出発して1時間後。Yさん宅まで残り15kmほどとなり、「今日中につくこと間違いなーし」と喜んで走っていたときだった。「一色大橋」という名古屋市中川区内にある橋を走行していると、突然「プシューッ!」という音と共にリアが沈んだ。見るとタイヤはぺったんこ。あれ、またパンクかよ。

当然修理をしないと走れないから、「二度目かよ・・」とため息をつきながら急いで修理できそうな場所まで移動することに。余計にタイヤを痛めないようリアを浮かせて転がしたかったのだが、重くて無理。20mほど空気の抜けたタイヤで押して歩いたら突然タイヤがはずれてリムに傷が付いてしまった。あーあ、アルミリムにアスファルトはサックリと食い込むなぁ・・・。


↑ゴミの散らばる汚い橋のたもと。しかしこれ以上リムが傷つくのは困るので、仕方なくここで修理。

物珍しそうな車の視線が痛かったが、エルグランドに乗ったおじさんに「やっちゃったねー」といった感じの笑顔を向けられて少し気が楽になった。替えチューブに交換するか悩んだが、初日にもうまくいったので、時間もあることだし修理することにした。パンクを修理するときはたいていチューブに軽く空気を入れてどこから抜けているか調べる物だが、今回は空気を入れるとチューブがふくらむ前に抜けてしまうほど大きめの穴だった。普通ないパンクなのでやや気にはなったが、Yさん宅までもう少しだったのであまり気にせず修理することに。手早く穴の空いた場所を見つけてパッチを張り、タイヤに戻して空気を入れて「よし、出発!」と思ったときだった。む、タイヤの様子がなんか変・・・。

よく見ると、なんとタイヤが裂けてチューブが外に露出している。これじゃぁパンクして当然だよな。俺が一番なって欲しくなった状態じゃないか・・・。ひとまずタイヤの裏側からパッチを張るという裏技(常識?)があるので落ち着いてタイヤをもう一度はずしてここで悩んだ。
うまい具合にタイヤが裂けているなら直しようがあるが、今回の場合はタイヤからワイヤービードがむしれた感じになっていてそう簡単には直せそうになかった。



↑裂けたタイヤ。買ってから総走行距離500km程度でこれ。不良品だよな。(後日撮影)

ほとんど走っていないし、適正圧で使っていたし、オンロード走行ばかり。どう考えても不良としか言いようがない。まだ中央部のゴムのバリすらとれていないツルピカ新品だったのに・・・。メーカー名は「KENDA」。案の定「メイドイン台湾」・・・。

ここでひとしきり悩む。
選択肢的には「無理矢理なおして何とかYさん宅まで行く」か「大きな自転車屋を探してタイヤを買う」のどちらかだ。本当なら後者がベストだが、自転車屋を探すまでの間にどう走るかがまず問題となってくる。これだけ荷物を積んだ自転車を担ぐ訳にもいかないが、だからといってアルミのリムでごりごりを押して歩く気にもならない。結局の所、タイヤを仕入れるにせよ強行軍で無理矢理Yさん宅を目指すにせよ、とにかく走れる状況にしなければいけないわけだ。

手持ちの修理道具をあれこれ考えて何とかする方法を考える。そういえば、手持ちの「ゴムのり不要パッチ」にはやたらと強烈なノリがついているので、こいつで何とかならないだろうか?とまず貼り付けてみると、あれ、結構丈夫。いけるかも!とチューブをはめて空気を入れると、ややチューブがはみ出すものの、最初よりはずっとマシになっていた。中からはみ出したチューブがリムに擦れてパンクしているわけだから、ひとまずパッチで「かさぶた」のようにしておけば何とかなりそうだった。

もう走ってYさん宅へ行くのは無理かと思っていたが、何とかなりそうな気配。とにかく、ひたすら後輪に負担をかけないよう心がけつつのろのろとYさん宅を目指した。体力的にはまだまだいけるのに、自転車が自分の体の出力に耐えられない状態。渋滞でスピードが出せない車の運転時のようにイライラが募った。でも、バイクや自転車ってのはこういう一体感がいいんだよな・・・なんてポシティブシンキングで気を紛らわす。
はみ出したチューブがタイヤ一回転ごとにリムと擦れて「ムギュ・・・・ムギュ・・・・・ムギュ」と何とも言えない情けない音を出す。そんな中の15kmも、考えようによっては楽しいかもしれない。

やがて、夏に来たときに見慣れた道が見えてきた。車では数分だった直線道路も自転車ではやけに長く感じる。Yさん宅からすぐの場所にあると記憶していたコンビニも、自転車で走ってみると相当な距離があった。まぁ時速60km/hと15km/hの違いだよな、これが。

そして16:30。とうとうYさん宅に到着。走行距離は107.53kmだった。


↑Yさん宅前で到着の喜びを写真に納める。しまった、Yさんと一緒に撮れば良かった。

昨日の夜に湖西運動公園から電話を入れておいたのだが、その時点では「100km以上あるから今日中には無理かもしれない。もし行けても夜遅く」と話していたので、やや早めの到着に驚いた様子だった。トラブルに見舞われつつも一応100kmを超える道のりを今日一日走ってくれた自転車を眺め、ふーっと大きく息をはいた。健脚な人は一日に200kmとかMTBで走るらしいが、自分にとっては荷物満載で100km/日なんて初めて。それなりに気持ちの良い達成感を感じていた。


タイヤのパンクの件を話すと、MTBを扱っている自転車屋を知っているから今から行くか?とのこと。「なにー!マジっすか?これからタウンページとにらめっこと思っていたのに。ラッキー!」というわけで、お願いして連れて行ってもらった。

行った先はそんなに大きくはないけど、ちゃんとMTBを扱っている店だった。ブロック、セミスリック、スリックそれぞれ数種ずつの在庫。この大きさの店にしては結構置いてある方かな。
実は、この旅が終わったら「Panaracer T-serv」というスリックタイヤに交換するつもりでいたのでそれがないかと期待していたのだが、残念ながら置いていなかった。代わりにあったのは「SPECIALIZED ニンバスEX」というモデル。確かケブラーが入っていて耐パンク性能があるとか謳っているモデルだった気がする。比較的スリックタイヤではメジャーなモデルだと思う。26×1.5というサイズ、一本2900円。まぁヘタなヤツを履くよりかはある程度名の通ったモデルにするか、ということで購入した。
余計なことに6000円以上の金がかかってしまったが、まあ仕方あるまい。

タイヤサイドのカラーバリエーションが数種類あったのだが、ここは一つ自転車と同じにしようと赤を購入。似合うかどうか楽しみだ。

そうして自転車屋から帰宅するともう夕暮れ。タイヤの交換は明日に延ばして、今日は仕事納めとした。
Yさん宅には今日、明日と泊めてもらい、明後日から再び走り出す予定だ。明日はしっかりと自転車のメンテしないとな。


夕方、Yさん宅で飼われている猫や犬たちと戯れつつ、夕食に。焼きそばらしいのだが、「卵は下にするか上にするか」と聞かれて「なんのこっちゃ?」と思った。どうやらYさん宅では「焼きそば=焼きそば+卵」らしい。そういえば市販の焼きそばも目玉焼きとセットの物が多いな・・・。
やっぱり各家庭それぞれで食事も違うんだなーなんて考えつつも、「あー、なんでも食うんでいつも通りにしちゃってください」と答える。自分で作らなくても食事が食べられる!素晴らしい事だ(笑)



↑その焼きそば。ビールまでいただいてしまって、もう最高。
毎日自転車に乗り続けてきた身に、エビスビールは染みました。最高にウマーでした。


一息ついたところで、掲示板へ書き込み。

by まごころ

今日やっとYさん宅に着きました〜。昨日って話は無理だろそりゃ…。
今日の走行距離は107KM。よぉ走ったわ〜。今日は二回目のパンクやらタイヤがバーストしたりとか色々あったけど、無風曇りで肌寒いと言うナイスコンディションに恵まれたからね。
仕方ないからタイヤ買いました。前後で6000円。安物車用タイヤくらいの値段だよ。ハァ。

明日一日ゆっくりさせてもらって、明後日からまた走り出します。目的地はまた連絡します。でわ〜

..2003/ 2/18(Tue)20:39

その後久しぶりの風呂に入らせてもらい、またまた久しぶりの布団で寝かせてもらった。野宿が好きでやっているとはいえ、やはり文明生活も悪くはない。明日は自転車のメンテとタイヤ交換をして、明後日からの予定を考えよう。日本海側は寒いかな、三重も捨てがたいな・・・。そんなことを考えながらも、やはり疲れていたのかさっさと眠りについた。明日は8時に起床予定。


走行距離 107.53km (累積323.99km)
平均速度 15.2km/h
最高速度 37.5km/h
純走行時間 
7:02:42

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