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 関東四県ぐるり一周の旅

■4日目(9/4)編

05:30
起床。睡眠時間5:30はかなりキツイが、仕方ないので起きる。

早朝&平日と言うことでほとんど人気のない道の駅だったが、朝食にカップ麺を食べていたら車が2台やってきた。中から出てきたのはどう見てもヤ○ザさん・・・。ちょっとビビっていたら声をかけられた。
「寒かっただろう」と言われたので、正直に「はい」と答えた。
帰り際に呼ばれて、近づくと500円玉を投げられ、「暖かいコーヒーでも飲みな!」と言われた。なんだ、ずいぶんいい人じゃないか!ありがたくコーヒーを飲ませて貰った。

まぁ、や○ざさんの場合、そこら辺のチンピラ(笑)と違って節度があるから、普段接する分には良いね。
ちょっとドキドキしたけど(笑)

07:15
出発。河口湖を軽く見て回ってから、すぐに山中湖へ向かう。


↑河口湖での一枚。魚の死体があったり、生臭い臭いがしたりとあんまり良いところではないが、景色はきれいである。


↑出たァ〜!関東最大級と言われる廃墟、ホテル小曲園!内部探索をしたかったが、装備がダメダメなので、諦めた。いつかきっと行こう。

08:37
写真を撮るのを忘れたが、市内にある超ロングな上り坂を攻略した。商店街なのか知らないが、ひたすら直線の登り(勾配は4〜5%くらいだろうか)。何とか乗って上れるレベル。九十九折りも大変だが、先の見えない道ってのも疲れるね。

09:00
国道139号線に乗って山中湖を目指す途中、分かれ道で工事をしていた。工事現場のおじさんに道の情報を聞いたところ、「こっちの方が自転車で走るなら楽だし、見所もあるよ」と言われて山の中のコースへ。
確かに平坦な道、かつ交通量も少な目で、非常に走りやすかった。今回はいろんなところで道路工事に当たったが、工事現場の案内のおじさんにはさんざんお世話になった。いい人ばっかりだ。

09:10
「忍野八海」なる名所があるらしいので、寄り道をする。
そして「忍野八海」なる場所に到着したのだが、何が名所なのか分からず、花に水をやっていたおじさん(恐らく観光客相手のお土産屋の人だと思う)に「忍野八海ってなんなんですか?」とアフォな質問をすると、「わき水である」と言うことを教えて貰った。確かによく見るとそこかしこに池がある。


↑忍野八海のわき水。正面に見える池はなんと水深10m。鯉だのなんだのが色々泳いでいた。水はおいしいと言うか、冷たい。タンクに汲もうか考えたが、塩素殺菌されていない水を炎天下持ち歩いて飲むことに不安を覚えたのでやめた。

他にも漬け物の試食をしておいしい物を見つけたのだが、これ以上荷物を増やしたくないのとお金を使いたくなかったため諦めた。

09:30
忍野八海出発。お店のおじさん、色々お世話になりました。

09:50ごろ
なんだかよく分からないが、一面花畑の場所に出る。


↑何となく花畑で1枚。「花の都なんとか」っていう名前だった気がするが、不明。写真を取りに来ている人が多かった。

10:50
山中湖到着。


↑小さい頃に通っていた美術教室(自分、絵は下手ですが)の夏合宿で良く来た山中湖。まさか自転車で来ることになるとはあのころ思いもしなかった。

11:30
よく考えてみると、ここんところ「肉」と言えばレトルトカレーに入っている小さい肉しか食べていないことに気が付き、「肉が食いたい!」とマックへ。フランクバーガー×2、ハンバーガー×1を購入して昼食にした。

ちなみに、このときチャリでドライブスルーに挑戦!注文する場所はカメラが無い(つまり、こっちの様子は分からない)ため、注文そのものは全く問題がなかったが、心配になって「チャリでもOKですか?」と聞いたところ、「申し訳ありませんが危険ですのでカウンターでお願いします」と言われてしまった。

ただいま実験中」というページで同じようなことをやった人の体験談が載っていたが、同じようなことを言われていたところを見るとこういうところまでマニュアル化されているようだ。スゴイね!>>マクドナルド

ここは堂々と「文句あるか!」精神で、チャリである旨伝えなければうまくいったかもしれない。まぁ、商品を渡される窓口で追い返されるかもしれないけどね。

12:08
山中湖出発。

12:38
籠坂峠(標高1104m)を攻略。相変わらず「押し」です。

13:43
御殿場市入り。せっかく籠坂峠で標高を1104mまで稼いだのに、御殿場市内は標高約400m。一気に700m近くも下ってしまった。これからの峠登りを考えると、全く嬉しくない。

14:10
乙女峠の入り口に到着。あぁ、勾配10%・・・。さて!押すか!

14:45
今日はここで休もう!と考えていた乙女森林公園キャンプ場に着く。もう少し行けそうなので、ここでしばらく休んでから今日中に乙女峠を攻略することに。

森林公園キャンプ場の近くにある御殿場市温泉会館でかき氷を買って食べ、水道を借りて水を補給し、これからのルートについて色々聞いた。
ホント、ここの人たちにはお世話になった。かき氷しか買ってないのに水道を使わせてくれたし、色々と道や野宿地について教えて貰ったし。写真を取り忘れたのが悔やまれる。名刺を渡して置いたから、そのうちこのページを見てもらえるかな?

出発するとき、「御殿場の温泉のおばちゃんからお土産だよ」と言われてゆで卵4つを貰う。ありがとうございました。もう感動!こんど車で来て温泉入って行きます!


↑御殿場温泉会館で水の補給。頭からかぶってクーリングダウンしておいた。

15:15
御殿場市温泉会館を出発。相変わらず押しまくる。

16:50
乙女峠攻略!道路の最高点に到達した。標高1005m。御殿場からの標高差が600mもある。


↑乙女峠の道路最高点に茶屋があるのだが、その脇に峠の頂上への道(石段)があった。「幸せの鐘」なるものがあるらしく、鳴らすと幸せになれるんだと。せっかく登ったんだし見に行ってやろうかと思ったのだが、見ての通り登山道がジャングル化していて獣道どころの話ではなかった。半袖短パンに運動靴で登るには危険が伴うと判断し、断念。まぁ、本当に幸せになれるんだったら絶壁だろうが登ってやるんだがナァ。


↑乙女峠のハイキングコース入り口。国有林なのだが、横で林業屋さんがチェーンソーでばっさばっさと木を切っていた。いいのかな・・・?


↑乙女トンネル出口。他のトンネルと同じくかなり危険。これも1km以上ある。今回は長いトンネルに縁があるようだ。単に峠を通り過ぎなんだろうが。

トンネル前の茶屋、及び出てからのパーキングと2箇所ほど野宿できそうな場所があったのだが、路面のドリフト痕、放置されているゴミ、走っている車両から判断し、夜中は走り屋や珍走団(※)が出没しそうな雰囲気なので、降りて別の場所を探すことにした。
※最近、インターネットの世界では暴走族をこう呼ぶらしい。ダサイイメージを植え付けるんだと。ふーん。

ここ以降、「裏箱根街道」を一気に下る。下りきると海岸線に出るので、標高差1000m近い。車が多い、ヘアピン、急勾配、暗いと、もう危険きわまりない。

17:50
ローソンの店員さんや地元の井戸端会議中のおばちゃんたちに聞き、安い町営の温泉を発見。入ることに。


↑町営の温泉「姫之湯」。横にいるのは出会った人。チャリで旅していることを話すと、えらく気に入られた(笑)
左側の人が温泉の入浴券(一人350円なり)を買ってくれた。どうもありがとうございます。右側の人は茶道の先生らしい。


↑しにゃとまごころ、温泉に入る前に記念撮影。二人とも半袖焼けが・・・。

姫之湯で地元のおじさんに話しかけ、近所で泊まれそうなところを聞く。
すると、「小田原付近の某施設の公園には、良くチャリダーが泊まっている」とのこと。いい情報を手に入れた!さて、さっぱりしたところでもう少し下るか!

19:23
姫之湯出発。

20:00
小田急線箱根湯本駅に着く。

↑小田原線の終点駅(小田原駅が終点か?)にチャリできたことに感動を覚え、何となく記念撮影。露出が足りなくて分かりづらいが、背景は箱根湯本駅だったりする。

21:00
だいぶ小田原市街をさまよい、某史跡の公園に到着。

22:30
カレーを食べるためにご飯を炊いていると、警備員が見回りに来た。史跡であるため、火気厳禁・宿泊禁止らしい。少なくとも火(キャンピングストーブだから安全だが)は早めに消すように言われたが、泊まることに関しては、「良いとは言えない。しかし、ダメとも言わない。一般の善良な市民に迷惑をかけないように寝て、早めに引き上げてくれ。警備の方には一言言っておく」と言われた。ありがとう、警備のおじさん。
こっちも、善意で追い出されなかったんだし、後かたづけeteにはだいぶ気を遣った。
立つ鳥あとを濁さず。野宿の基本だね。

ちなみに、名前を出さないのはそのため。これだけヒントバリバリなので分かるだろうが、あえて公園名は書かないことにした。

警備の人によると最近は危ないヤツらが多いらしく、荷物が盗まれてトイレに捨てられたりとか色々あるらしい。実際、自分たちが夕食を取っている間もこっちをチラチラうかがいながら前を往復し続ける不審者が居て、かなり怖かった。1時間おきくらいに警備員が見回りに来てくれるので、結構安心できたが。


↑某施設の公園、自販機コーナー前で夕食。ご飯が炊けるまでの間、温泉のおばちゃん(名前を聞き忘れた!失敗!)がくれたゆで卵を食べる。おぉ、半熟!うまかったです。

23:00
そんなわけで荷物や治安が心配だったので、「今日は寝ないで頑張るか!」と気合いを入れてダラダラ(笑)していたら、奥の方から足音が・・・。どうやらリュックか何かを背負っているようだ。
「自分たちと同じ旅人か?」と思ったら、女の人。「某史跡の内部は見学できますか?」と聞かれ、「チケット売り場も閉まってるし、多分無理」と答える。

なんでも、青春18切符を使って東京→九州の旅をするらしく、夜行列車が出る1:00までヒマなので小田原見学をしていたらしい。女性一人で単独夜の小田原見学。なかなか勇気がありますな。


↑その旅人さんと一緒に一枚。某有名大学の2年生だそうだ。背が高くていいですね。他にも「しにゃ」との写真もあるので、メールをくれれば高解像度版を送信します。連絡待ってますよ。

00:00
旅人さん(また名前聞き忘れた・・・)が帰る。もうすこし小田原を見て回ってから夜行に乗るらしい。無事着くといいですね。

01:00
あまりの眠さに、「今日は寝ない」発言を取り消して寝ることに。ただ、実際変な人が多いのとあんまり長居するのもアレなので、3時間だけ寝ることにした。


↑荷物をしっかり自転車にくくりつけ、貴重品は寝袋の中に突っ込み、二人をチャリで挟んで寝た。夜中も結構人が来て、あんまり落ち着かない。

走行距離:80.3km (累計265.74km)


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