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 関東四県ぐるり一周の旅

■2日目(9/2)編

03:00
暑さと寝づらさで目が覚める。汗もびっしょりでなんだか寝る気がしないので、このまま起きていることに。通気口から外を見ると星が素晴らしくきれいだったのだが、出入り口をしにゃが頭でふさいでいたため出れず。仕方なく起床予定時間の3:50までテント内でゴロゴロ。

03:50
起床。真っ暗で作業どころではないので、調理器具を炊事場(24時間蛍光灯ON状態)に持っていき、やはりご飯とカレー。だが、朝からご飯を炊いてカレーを食べるとせっかく早起きしたのに時間がかかって無駄になること判明。これ以降、朝食にご飯を炊くことは無くなった。

ちなみに、昨日酷い目にあったSAVASは、今回はみそ汁に投入してみることに。まぁ、単品で飲むよりかはマシだが、いずれにせよまずいことに変わりはなかった。

06:30
出発。「氷川キャンプ場」は、入り口からテントサイトまで高低差が30m近くあり、それをとんでもないヘアピン坂道を通って降りる仕掛けになっている。そのため、朝っぱらから重い自転車を押して上げる。この坂を上れるのはヒルクライム用のMTBくらいだろう。


↑一人で登山か何かに来ているおじさんに撮ってもらった、出発時の写真。せっかく暗いうちに起きたのに、色々と時間がかかって辺りは明るい。あーあ。

07:30
奥多摩湖到着。他の湖と違って湖畔の自然が残っている。雰囲気的には素晴らしいところ。周りの山々も良い感じだ。


↑湖畔で一枚。日陰で撮ったためか、人間が真っ暗に。まぁ、この場合主役は湖だからOKか。


↑有名な奥多摩湖の浮き橋。名前の通り浮いている橋。乗るとぐらぐら揺れる。実は結構怖い。

09:10
奥多摩湖からチマチマと高度を稼ぎつつ走り、松姫峠の入り口に到着。これからの登りに備えて栄養補給。乾パンやら魚肉ソーセージやらを食べる。
レッカー車のお兄さんや、88才のおばあさんに出会う。色々話し、峠についての情報を教えて貰った。トラックのお兄さんによると、この峠はひたすら登り続けて、頂上まで行けばあとはずっと下りらしい。
それにしても、88才のおばあさん、「この峠も昔は木が小さくて見晴らしが良かったんだが、今は成長して良く景色が見えない」そうな。なんちゅー年期の入った情報だ・・・。なんだかすごいな。
この時点で標高640m。

09:35
出発。松姫峠を登る。・・・・・と言っても、ハッキリ言ってママチャリに10%前後の勾配は無理。チャリダーとして良くないのだが、そうも言っていられないのでひたすら押して登る。無理して漕いで登っても、体力が続くのは50mくらいだろう。


↑押す!ひたすら押す!約10kmちょいの坂道をひたすら押し続ける!勾配10%はハンパではない。ちなみに矢印がまごころ。ぼちぼちと降りて押してます。


途中でジムニーに乗った中年よりちょっと年を取ったくらいの夫婦に声をかけられる。松姫峠をママチャリで越していることを知り、驚いていたようだ。別れ際に応援してくれた。

12:07
途中で数回水分補給のため休んだ以外はノンストップで登り続けて2時間半。炎天下ということもあり、まごころの体調が悪化。めまいがし始めたので休む。

12:57
気分が悪かったが無理矢理ラーメンを食べ、多めに水分を取って横になっていたら回復。暑い中の行動のため、栄養と水分はこまめに取る必要があるようだ。

13:35
松姫峠頂上に到着。ここでの標高1190m(わが腕時計、プロトレックの表示値)。正確な高度は1250m。3時間半で600m登ったことになる。よく頑張ったな>>俺達


↑頂上の石碑前で撮影。頂上で休憩していた人に撮って貰った。

ここから下り始める。トラックの兄貴が言っていたとおり、ここからは下りしかない。急勾配の坂道&ヘアピンカーブのため、あっという間に速度が出るが減速しないとカーブが曲がれないと言うジレンマ。ちょっとでも気を抜くと対向車線にはみ出して対向車と衝突してしまうので、神経を使う。
また、サイドバックが使えないので荷物が上に積み上がり、重心が高いので倒しにくいのも重なり、非常に走りにくかった。

しかも!元々そんなことは考慮して作られていないブレーキなので、オーバーヒート。ちょっと走るだけで焦げ臭い臭いがし始め、前輪のシューは溶けてリムにへばりつき、後輪(油圧式ドラムブレーキ)は水をかけると沸騰した。


ハイスピードでの下り。あっという間に40km/hを超える。ちなみに、このときの最高速度53.74km/h。

途中でブレーキを冷やし(強制水冷)つつも順調に下っていると、なんとトンネル工事中で通行不能!迂回路があったが、なんと勾配13%。なに?それは「死ね」って意味?ブツブツと文句をたれながらまた押して登る。登りは1km程度しかなかったが、なんか納得がいかなかった。

16:03
松姫峠を降りきる。なんと「相模川」が流れていた。かなり離れた自宅の近くを通っているのも相模川。どういうつながりがあるのだろうか。

16:30
大月IC付近に到着。甲州街道を走り回って野宿地を探す。それにしても、この周辺の学生って(言っちゃあ悪いが)汚ねぇ。なんというか、数年前に神奈川・東京で流行ったコギャルルックだ。この辺りは流行が後れているのかね?でも、神奈川にローファーを素足ではく馬鹿はいなかったぞ。ここのみんなやってたけど、蒸れないのかな?個人的にはダサイのでやめた方が良いと思います、はい。

暗くなり始めたので、この辺りで野宿地を探し始める。同時に風呂に入りたかったので銭湯を探してみるが、安くで入れる良いところが無く、断念。

近くにあったダイエーで飲み物、カップ麺(明日の朝食用)、フルーツ缶詰を購入。また、途中にあったコンビニでトイレのみ拝借。

かなり走り回ったが良いところが見つからず、仕方なく大月市にある某公共施設の外階段踊り場で寝ることに。周りに住宅があってあまりがやがや出来ないため、近所にあった公園で夕食を作って食べ、暗くなってから移動することに。


↑公園でフルーツ缶詰を食べているところ。疲れているので甘い物がおいしい。ブドウ糖とビタミン類が同時に取れるので、栄養面でも良い(と思う)。
長い間タオルで押さえつけていたため、意味不明な髪型になっている。

20:30
野宿地に移動。備え付けの水道でタオルを濡らして体を拭き、少しさっぱりさせる。頭を水で流して、上半身を拭いただけでもだいぶマシになった。少なくとも寝れそうだ。

20:57
就寝。住宅街の途中に位置しているためかかなり人通りが多く、「見つかったらなんて言おう」と気が気でなかった。また、すぐ横を電車が通っておりかなりうるさい。あまり落ち着いて眠れず、ちょっとしたことで目が覚めた。
その後22:30、23:30、0:30と目を覚ますが、それ以降は熟睡。


↑最初の野宿地の様子。夜はこそこそ隠れていたので、この写真は明け方出発前に撮影。この踊り場の正面に位置する家がカーテン開けっ放しのため、中が丸見え。同時にこっちも見えるので、頭を出さないよう気をつけて行動した。

走行距離:56.75km (累計122.29km)


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