TOP野宿旅TT250Rで行く! 北海道24日間の旅

 TT250Rで行く! 北海道24日間の旅


■23日目(04/09/12)編

◆フェリーでひたすら寝る◆

ふと目を覚ますと、午前3時だった。
フェリー内でやることが無く、21時とかに寝ると大概明け方に目を覚ましてしまう。船内はエンジンの音と振動を感じる以外は静かで、あまり揺れは感じない。

あまり眠くは無いが、いくらなんでも午前3時では早すぎるし、ガサゴソ動いては他の人に迷惑。トイレへ行って再び横になる。フェリー内は航空機と同じで乾燥していて、ノドを守るためマスクをしているがそれでも口はカラカラだ。水分補給が欠かせない。

結局、寝たり起きたりを繰り返し7:40に起床。


甲板へ出てみたが、往路の目を奪われるような蒼い海は見れず。アレはまぐれだったのかなぁ。


◆時間つぶし◆

暇なフェリー内でやれることは、散歩と食うことくらい。写真や旅行記の整理もしたいけど、船はあまり得意でないので酔いそうで手が出せない。そういえば酒も怖くて飲めないな。


船内の給湯室。写真に残すのを忘れてしまい惜しいことをしたが、食べたのは「カップ焼きうどん」。
北海道でカップ焼きそばと言えば「焼きそば弁当」しかないと思うが、ツーリング中食いすぎたので変り種を選んでみた。そこそこいける味だけど、俺は焼きそばでいいかな・・。

ちなみにこのフェリー、ベッドは一段でいいのだが、そこにコンセントが無い。なので携帯の充電はロビーなど公共の場所でやるしかない。俺はパソコンを使ったりはしないけど、そういう人は少し困るかもしれない。


◆下船◆

船の大洗着岸は14:00頃。焦るのはいやなので12:00には準備を始め、荷物をまとめてロビーで下船開始を待つ。暇つぶしに(いけないとは思ったが)船内に有った「美味しんぼ」を読んだら案の定酔ってしまった。着岸間際が一番揺れることを忘れていた。
・・・下船の時に気持ちが悪いといえば、前の旅を思い出す。気が緩むのだろうか。

相変わらずウェットで怖い甲板を走り、14:05には無事大洗の地面を踏むことが出来た。今日はこれから群馬県高崎市の友人宅へ向かうのだ。ターミナル脇の駐車場で地図をじっくり見てルートを確認する。こっちは暑い。


大洗港近く。前を走るのもは同じ船だったライダー。

俺の家は神奈川なので、高崎への寄り道は相当な遠回り。でも自動車整備業(モータース)の彼の家を見てみたくて、行く約束をしていたのだ。約200kmの道のり。恐らく到着前に日は暮れるはずなので、気を引き締めて走らないと。


◆夜走り◆

途中のコンビニで弁当を食い、ガソリンを入れてあとはひたすら走るだけ。でも北海道の200kmとこっちの200kmは全然違う。この辺りの国道はトラックやダンプも多く、コンビニで休みつつ黙々と距離を稼いだ。

北海道では食パン+ジャムでひたすら過ごしていたが、さすがにこっちだとやりづらくて調理パンやおにぎりがメイン。北海道なら国道沿いのコンビニで食パン食べてもあまり気にならないけど、この違いは何なのだろうなぁ。


色が変になってしまったが、日暮れ前の国道17号線。



群馬ナンバーの車もちらほら見えてきた。もうすぐだ。。


事前に彼の家の周辺詳細図を印刷してきたとはいえ、見知らぬ土地で人の家を見つけるのは大変。ましてや工業団地?の中にあるため、目印などもなく夜は真っ暗なのだ。

苦労しつつも21:30に群馬君の家を見つけるものの、彼の携帯と連絡が取れない。彼の自宅兼整備工場の前では、まさに「頭文字Dに出てくる豆腐屋のオヤジ」そのもののおじさん(!)が、タバコを吹かしていた。
きっとあの人は群馬君の親父さんなのだろう。でも声掛けづらい。きっと親父さんも、荷物満載で様子を伺うバイク乗りを見て「ああ、今日来るって行ってたヤツかな」と思ったに違いない。

そんな気まずい時間を15分ほどすごすと、彼が買い物から帰宅。やはり藤原・・いや、タバコ吸っていた人は彼の親父さんであった。「やっぱそうでしたか〜」なんて適当に笑ってごまかし、家へあげてもらった。


気のいいおばさんに夕食をご馳走になってしまい、夜遅くまであれこれ話してから寝床に着いた。明日は群馬から神奈川を走ることを考えると気が重いが、今は何も考えないようにして寝た。もう、この旅もこれで最後だな・・。



走行距離:199km(累積3692km)
出費:1406円(累積61867円)



<前の日  一覧へ戻る  次の日>

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送