TOP野宿旅TT250Rで行く! 北海道24日間の旅

 TT250Rで行く! 北海道24日間の旅


■17日目(04/09/06)編

◆稚内防波堤ドーム◆

朝7時にほかの人の目覚ましで目を覚ます。シュラフやマットを片付けていつもどおりのんびり朝食を取っていたら皆続々と出発していき、結局俺が最後となった。もうちょっと急いで飯食ったりすれば良いのだろうが、旅に出ているときくらい朝はのんびりしたくて結局いつもこうだ。

RHサガレンからすぐ近くのノシャップ岬へもう一度行き、そのあと稚内市外を観光する。稚内では野宿スポットとして防波堤ドームが有名だが、まずそこへ行ってみることにした。



これが防波堤ドーム。古代建築を思わせるその構造と大きさはなかなかの迫力だ。ちなみに全長427mもある。



ここにテントを張って寝る人も多いとか。俺もいつか泊まってみたいものだ。


そのまますぐ近くの稚内駅へ向かう。ここは日本最北端の線路があるのだ。意外と扱いが低く、砂利の駐車場のわき道みたいなところにポツンと看板が立っていた。



「最北端の線路」という看板が立っている。関西・九州ツーリングで指宿枕崎(いぶすきまくらざき)線の西大山駅を訪れたが、あの線路をずーーーーっとたどるとここへ来るのだ。うまく言えないが感動である。線路は続くよ、どこまでも・・・。


◆曇りのオロロンライン◆

稚内で大体見たいところを回り終えたので、サロベツ原野を突っ切るオロロンラインへ向かった。去年は向かい風で苦労したなぁ・・・なんて思いながらバイクを走らせると、稚内市外から海へ近づくに連れてどんどん風が強くなってきて今年もまた強い向かい風に悩まされることになった。

バイクだから自転車のときの辛さほどではないが、スピードを出そうとすると猛烈な風圧にさらされるのでこれはこれで辛い。天候も去年と同じでどんよりした曇り空。俺とオロロンラインは相性が悪いのだろうか。



風に耐えて走り続け、北緯45°のモニュメントの前で一枚。



あいにくの曇り。しかし何も無い草っ原の中を一直線に突っ走るこの道のよさは曇りでも感じられる。


◆おじいさんとは再会できず◆

1時間ほどオロロンラインを走って天塩町に着いた。去年のツーリングのとき手塩で一人のおじいさんの家に泊めてもらったのだが、できたら一言挨拶したいなぁと思っていたのだ。早速目印のセイコーマートを探し、おじいさんの家を見つけたが人の気配がしない。

なんか様子が変なので、おじいさんが良く出入りしていたセイコーマートに行って昼食を買うついでに思い切って尋ねてみた。すると数週間前に道路で倒れているところを発見され、今稚内の病院に入院しているんだとか。

ちょっと気になったけど稚内に居るのではどうしようもない。セイコマのおばちゃんに礼を言ってその場を後にした。元気にしているのかな・・・。


手塩を過ぎるとあとはもうひたすらまっすぐなのだが、強い向かい風で景色を楽しみながら・・なんて余裕が無く、バイクにしがみついてひたすら走り続けた。いつも海岸沿いばかりだからたまには内陸を見て回ればいいのかもしれないが、なんかこの日は距離を伸ばして先へ進みたい気分だった。

時々道の駅で休憩する以外は3時間以上走り続け、留萌を越えて浜益まで着いた。もうちょっと手前で泊まっても良かったのだが、日が暮れるにつれて気温がどんどん下がり体が冷え切っていたので温泉が近くにあるキャンプ場に泊まりたかったのだ。

結局5時ごろ浜益海浜公園キャンプ場に着き、そのままテントも張らずに近くの温泉へ駆け込んだ。冷え切った体に温泉が最高に気持ちよかった。



キャンプ場へ戻るともう日は沈んでいた。
だーれも居ないキャンプ場。ひとりポツンとテントを張る。



そんな心細いときもテントの中に入るとほっと安心。テントの入り口にプラケースを置いて、中に入ったまま炊飯する。今日は中華丼と秋刀魚の缶詰、それにお菓子だ。


空模様が余り良くなく、明日は雨かもしれない。テントの雨対策を万全にして10時ごろに寝た。

結局今年も天候と風向きに苦しめられたオロロンライン。もしかしたら南下ではなく北上したほうが楽しめるのかもしれないなぁなんて考えながら眠りについた。



走行距離:272km(累積2596km)
出費:1686円(累積42234円)



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