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■15日目（04/09/04）編 ◆撮影会◆ 6：55に起床。ログハウスの2階というか屋根裏みたいなところで寝たので天井が目の前にあり、思わず頭をぶつけそうになった。 朝飯にパン、スープ、モモ缶を食べて出発の準備。時々100円くらいで売ってる果物の缶詰を食べるが、少しは栄養補給に役立っているのだろうか。  泊まったログハウス前で。とにかく時代を感じるログハウスでした。 お互いあちこちで写真を撮りまわっているわけだが、「自分がバイクに乗っている写真って少ないよね・・」という話になり、今日は朝の時間を使ってお互いの走行写真を撮ろうということになった。まずは片方が待機して走ってくる相方を撮影。その後、バイクにカメラを取り付けて追走しながら後ろから撮影してみた。  前から  後ろから  横から（３枚とも友人Kasuyan撮影） ちなみに撮影場所は網走湖湖畔。風景そのものはあまりよくないけど、快晴だったのでなかなかの撮影日よりでした。（くっつけていたダイソーバケツ、気に入っていたのですがこの数日後、走行中に紛失してしまいました・・） なんだかんだで１時間ほどお互いを撮り、満足したところで出発となった。俺はこれから宗谷を目指し、逆に羅臼へ向かうKasuyanとはここでお別れとなる。 ◆網走で買出し◆ 網走を過ぎたらここから先はもう稚内くらいまでまともな街がなさそうだったので、無くなって来た諸装備を少し買い足すことにした。観光案内所でホームセンターやアウトドアショップが無いか教えてもらい、フィルムやEPIのガスカートリッジなどを購入した。 EPIのカートリッジは通常のものならどこのホームセンターでも売っているのだが、この時期の北海道でも夜だとだいぶ冷えることがあり通常のガスではやや心細い。そんなわけで一応冬季用のP+ガスというのを使っているのだが、こいつはアウトドアショップや釣具店くらいじゃないと置いてないからなかなか見つけにくいのだ。 結局買い物をあれこれしたりしていたら時間がかかってしまい、昼食を食べて網走の市街を後にした時は1時になっていた。  R238オホーツクライン。意外と良い道です。  左側は広大な牧草地帯が広がっているところもあり、美瑛や富良野に行った気持ちになれるかも？！（まぁ、北海道はどこもこんな感じですけど・・。） ◆赤旗を手に入れる◆ サロマ湖（あんまり良くなかった）を通り過ぎ、紋別の市街でホンダのバイク屋を見つけたので中へ入った。北海道をツーリングする人なら誰でも知っている「ホクレンの旗」だが、通常の青・黄・緑に加えてホンダのお店で「安全運転宣言書」に署名すると赤い旗がもらえるのだ。ただ貰うだけなのも申し訳ないかなぁと今まで控えていたのだが、ちょうどチェーンルブが切れていたのでそれを買うついでに貰うことにした。 入ったお店ではいかにも「バイク屋のオヤジ」っぽいおじさんが作業をしていた。チェーンルブが欲しいというと「そこにあるよ」と指差すのだが、なんだかいっぱい種類がある上に普通の用品店では見かけないような洋モノばかり。どれがいいのか聞くとスイッチが入ってしまったようで、アレはどうだとかコレはどうだとかいろいろ話してくれた。話は「なるほどぉ〜」と思えるような話だったのだが、肝心の「俺は何を使えばいいんだ？」というところが抜けていて困ってしまった。 結局なんだかよく分からなかったが、容器の大きさが手ごろという理由で適当に一本手に取り、いくらですかと聞くと「あー、1000円でいいよ」とのこと。かなりどんぶり勘定な気がするが、思ったよりは安かったので払って店を後にした。 ◆日の出岬◆ 多くの人がそう言うように、オホーツクラインはあまり見所が無い。停まって写真を撮りたくなったり、よく見てみたくなったりするような場所があるわけでもなく、ただダラダラと道が続く。極端に何も無いわけではなく、逆に小さな町がチョコチョコある程度なのでメリハリも無く退屈だった。 日も暮れ始めた頃紋別（もんべつ）郡・雄武（おうむ）町の「日の出岬キャンプ場」についたので今日はここに泊まる事にした。有料で400円取るわりにゴミがすべて持ち帰りとはどういうこっちゃねん。  もうそろそろ日が沈む。暗くなる前にテントを建てないと。  キャンプ場にいたハーレー乗りが撮ってくれた。長く伸びる影が楽しい。 キャンプ場の脇に「ホテル日の出岬」があり、500円でそこの風呂に入浴可能だったので行ってみた。大浴場からはオホーツク海が一望できて良いロケーションだったし、風呂のシャワーはめずらしく「栓」だった。押すと一定時間出るわけではなく、開いている間で続けるアレ。なかなか良い温泉だった。  夕食にレトルトの「牛丼」を食べたのだが、しらたきばかりでベチョベチョで信じられないくらいまずかった。 ダラダラした一日だったがなぜかやたらと疲れていたので速めに歯磨きやトイレを済ませ、テントへ。旅行記をまとめながら携帯メールで彼女とやり取りをしていたら途中でこじれてしまい、電話して話していたら泣き出してしまった。 最悪だ・・・こんな北のど田舎まで来て何やってんだよ・・。今日は買い物と移動をしただけであまり見所が無かったし、夕食もまずかった上に彼女とケンカ。こんな日は寝てしまうに限る・・と、さっさとシュラフにもぐりこんで電気を消した。 明日は気分一新、行動したいものだ。 走行距離：181km（累積2089km） 出費：6254円（累積36390円） ＜前の日 一覧へ戻る 次の日＞ |
