TOP野宿旅TT250Rで行く! 北海道24日間の旅

 TT250Rで行く! 北海道24日間の旅


■7日目(04/08/27)編

◆降り続いた雨◆

夜半過ぎから雨は強まり、雨音を聞きながら寝た昨夜。夢の中で結構強い雨音を聞いた気がする。薄着で寝たら明け方冷えて何度か目を覚ましたが面倒なのでそのまま寝て7:30に起床。パンを焼いてジャムで食べ、麦茶を沸かして天気の様子を見る。



今回の旅では、前半は良く麦茶を沸かして飲んでいた。麦茶はセイコーマートで20パック198円とかで買ったもの。


空模様はぱっとせず、様子見と称していつもの倍以上ダラダラとした朝を過ごす。パンを食べている間も雨は降ったり止んだりと落ち着かない。朝からザーザー雨が降っていれば停滞を決めてテントでゴロゴロするのだが、はっきりしないなぁ。



黒い雲のすき間から所々青空が見える、そんな空模様。雨雲の範囲を抜けてしまえば晴れかな?


◆晴れ間を見て出発、硫黄山へ◆

遠い空は晴れ模様だったし、大した雨でもないのに停滞するのはもったいないと雨が止んだ隙にテントを急いで畳んで屈斜路湖畔キャンプ場を後にした。今日は南下して釧路を目指し、夢人君の実家にお邪魔する予定だ。

出発後30分ほどで硫黄山へ到着。硫黄山と摩周湖の二つの駐車場合わせて駐輪料金100円だったので払ってバイクを停めた。



硫黄山の山肌。強烈な硫黄の臭いがする蒸気が「プシューッ!」と噴出している。この辺りは温泉にはいるとどこも硫黄泉だが、同じ水脈なのかな。



山肌から駐車場を見ると荒野が広がる。どちらかというとこっちの方が見応えがあった。



お、温泉タマゴ〜!!
5個で400円。「1つ食べると10年寿命が延びる」とありがちな説明書き。ちょっと高いけどタマゴ食べたかったので購入。結局5個は一日で食べきってしまったが食い過ぎだよな。


硫黄山を出ると道は山道となり、ひたすら登り続ける。途中チャリダーを数名見かけたがやっぱりチャリダーってマゾだよなぁ。俺にもそう言う時期があった・・・。

標高がガンガン上がるので気温が下がり、霧が出てきて吐く息が白くなってきた。サマーグローブでは耐えきれずウインターグローブに替え、ウエアを着重ねて摩周湖を目指す。
摩周湖の駐車場でSUZUKIのカタナ250にタンデムでツーリングしているペアを見たが、あのバイクでタンデム北海道ツーリングは大変だろうなぁと人ごとながら心配してみたり。



やや霧がかった摩周湖。
この周辺は常に霧がかっているため、「摩周湖を訪れたときに霧が晴れていると結婚出来ない」とかいう有名な伝説があるそうな。上の写真はセーフですかね?まぁどうでもいいけど・・・。
そう言えば同時期に上陸していたkasuyanが見たときは晴れ渡っていたそうです。


それにしてもここは寒い。標高351m、屈斜路湖から200mちょっとしか違わないのに何でこんなに寒いのだ。カメラのシャッターを押す手がかじかむ。早く下界へ降りよう・・。

ところで、摩周湖の展望台に説明書きというかうんちくが書かれていたのだけど、
>透明度は世界一高い(41.6m/昭和6年測定)
だそうな。そりゃ昭和6年だったらどこだって水は綺麗だったんじゃねーの?とかツッコミを入れたくなってしまう。最近のデータを出してくれ。


摩周湖からすこし道々を下ると国道391号へ出る。あとは一直線に釧路だ。青い国道標識に「釧路まで75km」との表示。北海道に来てだいぶ慣れてきたためか「ああ、あとちょっとじゃん」と考えてしまう自分に驚く。北海道では郊外に出れば1時間で平均60kmは進めるのだ。

予想通り1時間ほどで釧路市街の入り口近くへ。だが70km/hほどで1時間も走り続けると俺のバイクの場合かなり疲れる。これからの市街地走行を控えセイコマで休憩。さっき買った温泉卵なんかを食べたりして1時間近くボーっとする。あんまり早く夢人君のお宅についても迷惑だしね。


◆車社会な釧路市◆

釧路市内でホーマック(北海道にやたら多いホームセンター)の「スーパーデポ」という店を見つけて入る。店舗内で自転車に乗りたくなるほど無駄に広い店だった。マニアックなアイテムも多くて東急ハンズなんか目じゃない品揃えである。国道沿いには他にも巨大なダイソー、巨大な洋服の青山、巨大な・・・・・・・が建ち並び、車さえあれば都心よりも便利なのではないかと感じた。



驚いたのがこれ。釧路駅前の一等地に建つビルが廃墟となっていた。みんな車でちょっと郊外の大型店舗に出かけてしまい電車なんか使う人は居ないのだろう。アメリカ化してるなぁ。まぁ、北海道はアメリカみたいな土地だけど。


先日無くしてしまったガイド本「北海道GO!GO!」がなかなか見つからないので、釧路駅内の観光案内所にいた茶髪のオネーチャンに「釧路一でかい本屋を教えてくれベイビー!」と尋ねたら5kmほど離れたところにあるコーチャンフォー釧路店を教えてくれた。
そこへ行ってみてびっくり!先のホーマックと同じくアホみたいに広い店舗。本なんか洋書から専門書(医学書とか)まで何でもあった。なんだか釧路に住みたくなってくる。もちろんなかなか見つからなかったガイド本もあり、購入した。


時間は16時を過ぎだいぶ日が落ちてきたが夢人君のお宅と連絡が取れない。早めに行って待っていても良いのだがせっかくなので本屋で時間をつぶし、飽きたら隣接するミスタードーナツで手土産を買って夢人君宅へ向かった。


◆夢人君の両親とランデブー◆



夢人君が2時間かけて作ってくれたという異様に詳細な地図(笑)のおかげで意外と楽に彼の家に到着。彼の家はすぐそこの交差点を左に曲がったところ。砂利の急坂で結構怖い。危うくFタイヤロックさせて転ぶところだった。

そんなこんなで彼の両親とは18時に会えた。夢人君本人とは今までに1回しか会ったことがないのに実家に泊めて貰うとは・・・なんだか不思議な気分である。



根室で今旬のサンマを夕食に出して頂いた。強烈な脂!!!
写っていないが「サンマの刺身」もあった。サンマを生で食べるのは初めてだったが、なるほど「トロサンマ」と言われる理由が分かった。まるでバターである。かなりウマイが胃が弱い俺だし、数切れでやめておいた。これは食い過ぎると危ない。


夕食をいただいたあと荷物の整理等をしていたら携帯に転送メールが。「ひとりになりたい」のIさんからだった。たまたま転勤して釧路に来ていて、ジャストタイミングで明日が休みらしい!
飲むか、一緒にキャンプでもと誘ってくれたので地図でキャンプ場を調べ、明日昆布森(こんぶもり)のキャンプ場で落ち合おうと約束した。おおお、なんだかドキドキするな。


夢人君の両親はいい人で、あれこれ話をして12時過ぎに就寝。久々の布団だった。



走行距離:123km(累積1090km)
出費:2855円(累積15391円)



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