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旅 TT250Rで行く! 北海道24日間の旅 |
■4日目(04/08/24)編 ◆いびきコンサートに打ち勝つ◆ 強烈ないびきの中なんとか寝付き、無事一夜を過ごすことが出来た。そんな今朝はすっきりしない天気で、雨が降るのも時間の問題と言った感じだ。ただ朝から雨が降っているワケじゃないので停滞せずに出発することに。 カップそばを食べてボチボチ出発の準備をしていたら例の偽ラッパーが掃除の号令を掛けてきた。そこの砂を掃けだとかあそこを拭けだとか細かくうるさい。カニの家が無くなると一番困るのは自分だから徹底的にやらせる感じだった。ああいやだ、早くここから出よう。 階段より1階を写す。余計なのさえ居なければ素晴らしいRHなのだが。有料で良いからちゃんとした管理人をおいて欲しい気がする。 なんだかんだでクセのある人が多かった大正カニの家だったが、出発するときはみな表に出てきて見送ってくれたので後味は悪くなかった。 ◆六花亭でサクサクパイ◆ 「サクサクパイ」は六花亭を語る上で重要な要素。俺が行くまでに色々な方面から得た情報によると ・賞味期限が180分である ・帯広の六花亭本店でしか売っていない ・ウマイ ものらしい。それだけでなく六花亭は帯広のお土産の定番であり、美味しくて安いと定評があったので行ってみたかった。 道を調べようとしていたらちょうど六花亭に行く人たちが居たので、後ろを走らせて貰うことにした。場所を知っている人が先導してくれるのは心強い。ただ、問題はその人達のバイクが「ハンターカブ(ホンダ)」と「メイト50(ヤマハ)」だということ。両方原付である。2人でヒソヒソ何を話しているのかと思いきや 「何km/hくらいでいきます?」 「俺は普段60km/hくらいだしてますけどね〜」 「でも一応帯広って都会ですよねぇ」 「50km/hくらいですかね?」 「そうしますかね」 と言った感じで走行速度の打ち合わせをしていた。取り締まりに恐怖しながら走る原付は大変である。俺は彼らの後ろを設定速度50km/hでくっついていったのだが、原付の恐怖を思い知った。中途半端に速いので車がきわどく追い抜きをしてくるのである。特に北海道では車の流れに乗れない原付は辛いだろうなと思った。 ドキドキの走行を経て9:30に六花亭に到着。朝だというのにしっかり混んでいる。 これがサクサクパイ@125円。コーヒーは無料で飲み放題だ。 サクサクパイは名前の通りサックサクのパイの中にカスタードクリームが詰まっている物。なかなか美味しいしそこそこ安い。賞味期限180分はこのサクサクを維持出来る時間らしい。 ちなみに六花亭は洋菓子店なので当然ケーキ等も売っているがこれが安い。安い物なら100円台で買え、なおかつ美味しい(らしい。俺は食わなかったが)。まぁ、六花亭についてはここで語りつくせないほど奥が深いので気になる方は六花亭のサイトをご覧ください。個人的には、食べた中ではマルセイバターサンド、霜だたみ、サクサクパイがお勧めです。 後から来たセローとゴリラの人も合流し、皆で記念撮影。 左から俺、メイト50さん、ハンターカブさん、セローさん、ゴリラさん(日本一周中!) 六花亭には他にも店舗があり、それぞれオリジナル商品が存在するらしい。俺はサクサクパイで十分だったが甘党な人たちは「他のも食いたい!!」と言いだし、六花亭ツアーに出かけていった。俺は途中でお別れして、また一人の旅路へ。 ◆体制を立て直す◆ 朝は成り行きで六花亭に行ってしまったので今日の予定が全然決まっていなかった。ひとまず近くの道の駅「おとふけ」へ行き、地図等を見て今日の予定を立てる。 道の駅おとふけにて。踏切警報機がシャレてるじゃん。 おそらくこのときだと思うのだが、便利に使っていた「北海道GO!GO!」というガイドブックを無くしてしまった。これに気づくのは後になってからなのだが(あたりまえ)。 しばらく地図を見たがどこまで行こうか明確に決まらず、適当に帯広平野を走ってみることにして北上。しかしすぐに道の駅「ピア21士幌(しほろ)」へ着いてしまった。こういうモチベーションの低い日はいかんなぁ・・・。 するとAX-1(ホンダのオフロードがオンロードかよく分からないバイク)に乗ったおじさんがやってきた。昔はリッターマシンでツーリングしていたが、「バイクの速度は思い出の量と反比例する」理論で250ccに乗り換えたんだとか。 これからのルートなんかを話していて、俺が「国道沿いにぼけーっと北上するつもり」みたいなことを言ったら驚いた感じで「国道走るの?県道とか脇道の方が何倍も面白いよ?」と言われた。 その時は「そういう考え方もあるなー」程度にしか思わなかったのだが、道の駅を出て言われたとおり適当に脇道に入ったら目から鱗だった。 いきなりこんなストレートダートに出会えたり、 超ストレート農道が国道沿いを走っていたり。 おじさんに言われなければ、まっすぐではあるけど標識も車も多い国道をダラダラ走っているだけだった。ちょっと内側に入れば人間なんか自分一人しか居ない世界が広がっているのに気づかせてくれたおじさんに感謝である。 ◆目的地決定◆ そんなこんなで帯広をあちこち走り回って一通り遊んだ後、国道へ出てPAで休む。地図を見て今日は然別湖(しかりべつこ)を越え、糠平湖(ぬかびらこ)へ行こうと決めた。 然別湖へ向かう白樺峠で濃霧に遭う。一番ひどいときで視界が20m程度になってしまい慌てて駐車場へバイクを止めたのだが、カメラを出す頃には急に霧が晴れてきた。一時的なものだったらしい。 どこからともなく現れたキタキツネ。数匹の群れだった。きっとこの駐車場に来る観光客からエサを貰っているのだろう。当然俺はあげない。 白樺峠から然別湖までの道はひたすらコーナーの連続。正直直線の道路に飽きつつあったので初めは楽しかったが、今度は逆にひたすらクネクネしているのでそれはそれで飽きてくる。北海道は何もかもオーバーだぜ! 然別湖湖畔に着いたが・・・こんなものなのか?全然車とかバイクとか居ないし・・。 展望も悪いなぁ・・・ 然別湖ってちゃんとした観光地何じゃないのか?へんだなぁなんて思いながらも一応写真を撮ってバイクにまたがり、出発。だが一枚目の写真に乗っているトンネルを抜けると、大きな駐車場や土産物屋が建ち並ぶ観光地が出現した。ガビーン、どうやら見所はこの先だったらしい。もういいや・・・と諦めて先へ進んだ。 その先の糠平湖(ぬかびらこ)湖畔にはキャンプ場(250円)があったのだが明かりが全くなく夜になると真っ暗なのが想像され、天候も思わしくなかった。そこで「大正カニの家」で聞いていたRH糠平温泉を今日の宿にすることにした。 食料がないので買い出しに行きたかったが、街にあるこぢんまりとした雑貨屋を除けばまともな買い物をするのに上士幌(往復40km・・・)まで行かねばならず、諦めて雑貨屋で食えそうな物を探した。 途中出会った一行は「今日は宿を取りましたが、これからメシ買いに上士幌まで行きます」と言っていた。気合いだなぁ。 ◆RH糠平温泉◆ RH糠平温泉。旅館なのだが、大広間をライダー向けに開放してくれている。一泊1500円ナリ。ちなみに手前に散乱しているのが俺の荷物。 ここの旅館、風呂がすごかった。蛇口から出るお湯の水圧が全く安定して無くて、プッシュ式の弁を押すと 「ジュッ、ジュッ、ポタポタポタ・・・・・・・ジュバッーーーー!!」 と言った感じに断続的に高圧の水が出る。洗面器にお湯をためようにもなかなかお湯が出ず、出ても勢いが強烈なので溜まらずに飛び散ってしまう。たまたま一緒だった中年のおじさんも「うわ・・なんだこりゃ」と言っていて二人で笑ってしまった。 露天風呂も川縁でロケーションは最高なのだが階段の人工芝が苔むしていて気持ち悪い・・・。正直あまり気持ちよくはなかった・・・。 コインランドリーのある部屋も天井から雨漏りしていて肺炎になりそうなかび臭さだし、なかなかの迷RHだったと思われる。嫌な感じはなぜかしないんだけどね(笑) 風呂から戻ると部屋に数人増えていた。今日は俺の他に大阪の青ZZR400さん、250TRさん、KLXさんで寝ることになった。 KLXさんはバリバリのオフライダーで、周辺の林道を走り回っているらしい。なんとこの辺りの林道はWRC北海道ラリーで使われるコースとのこと!これにはラリー好きのZZR400さんと俺の二人が飛びつき、林道情報などあれこれ色々教えて貰った。俺も走りに行こうかなぁ。 走行距離:127km(累積617km) 出費:4909円(累積8693円) ※六花亭でお土産を買って発送したので出費大・・・。 <前の日 一覧へ戻る 次の日> |
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