TOP野宿旅CUBEで行く 千葉茨城車内泊の旅

 CUBEで行く 千葉茨城車内泊の旅

■2日目(03/02/05)編

朝は5時に起きるつもりで携帯の目覚ましをセットして寝たのだが、普通に寝坊して7:30に目が覚めた。おかしいな、旅の時はちょっとの物音で目が覚めるくらい敏感になっているものなのだが・・。アラームにすら気が付かなかった。不思議だ。

結露防止のため少しだけ窓を開けて寝ているのだが、なんだかそこから入ってくる空気が湿っぽいな・・と思い外を見ると雨が降っているではないか。屋外生活に置いて雨ほどやっかいな物はない。ハァ、いきなりテンション下がるぜこのヤロー。


↑あいにくの雨。雪になる直前くらいに冷たい雨だった。こんな寒いのにサーファーの姿がちらほらと。ウェットスーツってのは暖かいのかね?

狭いCUBEの車内でしにゃとごろごろしながら作戦会議した結果、この雨の中自炊するのは無駄なので、適当に走ってコンビニに入ってパンでも買い、それを朝食にすることに決定。あんまし動く気もしないのだが、そう言うわけにも行かず行動開始だ。


↑まず、昨日は真っ暗で何も見えなかった九十九里浜をすこし歩く。雨で視界は効かず、大しておもしろくない。せっかくの旅なのになんだかどんよりした気分。太陽が恋しいゼッ。


海岸を散策した後、車内を片づけつつエンジンを暖機してから出発。ひとまずトイレだけは公園のトイレで済まし、片貝海浜公園を後にする。

途中のセブンイレブンでパンを買い、適当にパクパクやってから海岸線沿いの道を走って犬吠埼を目指す。片側一車線だが走りやすい道を快調にとばしていると、急に渋滞が発生した。な、なんだ?と思っているとなんとまぁ事故じゃないですか。トラックvs軽のバン。どちらかが車線をはみ出しての対向オフセット衝突だった。
まだ警察どころか救急車も来ておらず、路面には車の部品が散乱していて結構生々しい現場。事故発生後数分しか経ってない感じだった。
止まって手助けしようかと思ったけど、ドライバーは無事なようで携帯電話でどこか(たぶん警察)に電話しているみたいだったし、正直初心者の自分では足手まといになるだけだと思ったので通過。


九十九里浜沿いの道路を走っていると、地図に「地球の丸く見える丘公園」という表記が。名前からしておもしろそうなところじゃないですか!というわけで、大した展望は拝めないとは思ったが寄り道することに。特別行く当てもない旅、好きなだけ寄り道しなきゃね。


↑雨、雨、雨・・。視界は悪いし、スピードは出せないし、車外へ出るのはおっくうだし・・・。なんも良いことがない雨。やむんだ、コラ。


しばらく走り、小高い丘の上にある「地球の丸く見える丘公園」に付く。
まぁ案の定というか当たり前というか、展望台は有料。展望台に入らなくても見晴らしは効くので特別金を払って入ることはしなかった。というか、こんな雨じゃ入ってもあまり意味がない。
良く晴れて遠くまで見渡せるのなら、入ったかもね。

何も見えないのでさっさと公園を後に。(このときは残念だったが、後日別の場所でいくらでも「地球が丸く見える場所」があったので良かった)


再び海岸線を天候についてブーブー言いながら走っていたら、願いが通じたのか11時ごろ雨がやんだ。
視界も良くなり、せっかく九十九里浜を走っているのだからということでひたすら海沿いを走ることに。太めの幹線道路から抜け、生活道路っぽい海沿いの細い道を走る。道は細くて走りやすいとは言えないが、やはり横に海を長めながらの道は気持ちが良い。脇見運転に注意、だな。


↑途中に迷い込んだ漁港で一休み。生活感あふれる港だった。この写真、理由はよく分からないけどなんとなくお気に入りの一枚。


港を出発して10分ほどで犬吠埼に到着。このころには少しずつ日が差してきて、見晴らしもだいぶ良くなってきた。良かった良かった。



↑犬吠埼は砂浜ではなく崖になっているのだが、そこに遊歩道が設置されていて海岸まで降りることができる。この景色、どこかで見たことがあると思ったら宮崎の日向灘(通称鬼の洗濯岩)とそっくりだ。

犬吠埼は日本で一番早く日の出が拝めるところらしく、毎年初日の出を見に来る人が多いとか。海岸線の遊歩道は風がかなり強いから、さぞかし寒いことでしょうな。

肝心の灯台を撮り忘れたので、写真なし。


↑犬吠埼四景。けっこう険しい地形。実際、遊歩道は一部通行止めになっていた。崖崩れやら台風の大波やら、けっこう気候的には厳しい土地ですな。ちなみに、左上の写真の左側あたりに灯台があります。


犬吠埼について記したプレートがあった。

人間の歴史と地球の歴史
犬吠埼という地名のいわれには、義経の伝説がある。兄頼朝に終われて奥州へのがれる途中調子へ立ち寄った義経は、その愛犬を残して去ったが、主人を慕う余り七日七夜岩頭で吠え続けたところから犬吠埼と名づけられたと言い伝えられています。
また義経が立てこもったといわれる犬若の千騎ヶ岩付近にある犬岩は、死んだ愛犬が岩に化したものだとの伝説も残っています。
ところでこの犬吠埼を形成している岩石は、地質学上では中世代白亜紀層に属するものとされているので、少なくとも七千万年から一億年以上の風雪に耐えてきているものだと言うことになります。
銚子市

うーむ、敵から逃れるためとはいえ、犬を捨てちゃぁダメですよ義経さん。動物は責任もって飼いましょうね。

〜おまけ〜

当HP初公開 「日本で一番早く朝日が当たる公衆電話」


今回の最初の目的地である犬吠埼をぶらぶらしたら、次の目的地は霞ヶ浦だ!というわけで、利根川沿いの国道を快走。車は多いしトラックなどの大型車が多いが、車の流れはスムーズで非常によろしい。制限速度の看板がなんだか空しいくらいみんなぶっ飛ばす結構怖い道路ではある。



↑途中、謎の看板を発見。「リサイクル童来緑門」・・。おい、それをドラエモンと読むのはかなり無理があるだろッ。傾き加減がリサイクルをイメージさせてナイス。


(謎の看板もある)気持ちいい直線道路を快調に走り、2時間ほどで「道の駅いたこ」に到着。なんか霊とかが乗り移りそうな名前だ。時間が一時を回ったあたりだったので、昼食にすることに。メニューはカップ焼きそばとインスタントみそ汁。粗食だね。


↑道の駅いたこで昼食を食べた後。CUBEのトランクはハッチバック式だから腰掛けられてGood。
いやはや、俺の免許取得とほぼ同時に買い換えられた車だが、動力性能以外はすべてが俺の用途にマッチしている。マイカーじゃないあたりが学生の悲しみだが。

お湯沸かすのがめんどくさいので、カップ焼きそばの湯切りをした汁でみそ汁を作ったところ比較的イケる。ていうか、味噌の味で麺臭さが消されてるだけなんだが。みそ汁食べててわかめと共に麺の切れ端が出てくるのはご愛敬といったところか。


ここで有名なゲテ物系ジュースの代表、「MAXコーヒー」を試飲。千葉・茨城・栃木でしか売っていない謎の飲み物だ。名前の通りMAXに甘いらしいとの噂。
実際買ってみると・・・・・うへぇ、甘い!全く飲めないほどではないが、かなりの甘さだ。二口ほどは「甘いなー」で済むのだが、それ以上は気分が悪くなってくる。キャラメルをコーヒーに溶かしたような味というか、そもそもコーヒーと言うよりキャラメル。一応銘柄はジョージアなのだがなぁ。「キャラメルドリンクコーヒー風味」とでも言ったところか。なんで一部地域でしか売っていないのだろうか。そもそも「売るな」だが。
缶の写真を撮ろうと思って空き缶を捨てずに車に載せておいたのだが、自宅に帰ってから車を見るとあれ、無い。どこかに落としたのかな?というわけで画像なし。黄色の怪しげな缶です。

後にインターネットで検索した結果、あの甘さの犯人は加糖練乳らしい。んなもんコーヒーにいれんなよなぁ。俺はブラック派(というかブラックしか飲まない)なのだが、コーヒーに角砂糖を何個も放り込むような人なら好きかもしれない。でも、こんなの毎日飲んだら糖尿になるぜよ。


道の駅いたこを出発し、ふたたび走ること数十分。「道の駅たまつくり」に到着した。日が暮れ始めていたことだし、第二目的地である霞ヶ浦に着いたため、今日はここで寝ることにした。早速車を駐車し、霞ヶ浦を長めに行く。


↑夕日の霞ヶ浦。今回風景写真撮影用に広角レンズを付けた一眼レフを持ってきたのだが、比較的良く撮れていて良かった。マニュアルだからおもしろいけどめんどくさいんだよね。
本当は雲が無ければ良かったのだが、まぁこれはこれで良いとしよう。



↑モーターボート乗り場。


景色は素晴らしかったが、風が強く寒かったので30分ほどで切り上げた。夕日は好きなので(HP用のメルアドもそこから来てたりする)、たっぷり眺められて良かった。


↑水際にあった素晴らしく説得力のある看板。身をもって注意を表すその姿に思わず涙がこぼれる(嘘


車まで戻ったが、時間はまだ4時過ぎ。特別やることもないし、だらだらとした時間を過ごす。道の駅たまつくりには無料休憩所があるので、そこのテレビでNHKを見たり、置いてあるパンフレットで情報収集したりしながら時間をつぶす。


↑無料休憩所内。良いところで、暖房もかかっていて環境は素晴らしい。24時間あいていたらここで寝ようと思ったのだが、6時になると係員がやってきて施錠するらしく追い出されてしまった。あたりまえか。


7時頃になってようやく腹が減ってきたので、またカレーを作って食べ、8時頃就寝。風が強く、寒い。



↑CUBE内ではこんな格好で寝ています。足をハンドルの下に入れればもうすこし背筋を伸ばせるかな。でもそうすると首が思いっきり曲がってかなりつらいので、通常はこんな格好で寝てます。ちなみに俺の身長は165cmちょっとくらい。小柄だが、CUBE内で安眠したかったらこれ以上大きいと厳しいと思われる。

そいでは、おやすみなさい。

走行距離 132.2km (累積290.7km)

<1日目(03/02/04)編へ  3日目(03/02/06)編へ>

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送