TOP野宿旅TT250Rでゆく! 関西・九州バイク旅

 TT250Rでゆく! 関西・九州バイク旅


■16日目(04/03/29)編

昨夜寝たのがかなり遅かったのでだいぶのんびりと寝かせて貰い、9時過ぎに起きる。早速外の天気を確認すると・・・雨が降っていた。この時点で俺の中にかすかにあった旅への期待は、限りなく0に近づいてしまった。

天気予報とにらめっこし、「どうしようかなぁ」なんてあれこれ考えていたらあっという間に午後になってしまった。Yさんは「天気が良くなるまで何泊でもしていって」と言ってはくれるが、この旅自体が人にお世話になりっぱなし。これ以上迷惑かけるわけにも行かないな・・・というのが正直なところだった。

Yさんとの話も面白いが、どうにも時間の無駄をしている俺に気づき、「ダラダラしているくらいなら帰るか」と何となくフェリー会社に電話を入れた。ここ日向からは川崎へ向かうフェリーが出ている。

するとジャストタイミングで1台分の空きがあるそうだ。
一瞬悩んだが、さんざん起きてから悩んだし、もう決めてしまおう・・・と予約を入れた。日向港を19:00に出る便だった。時刻は2:00。九州にいられるのもあと5時間だ。


フェリーの予約をすると急に名残惜しくなってきたが、逆に帰るめどを付けるとどことなく安心するのが旅。とにかく荷物をまとめることにした。他の部屋に置かせて貰っているサイドバッグを取ってきて、開けたときだった。

「ん、なんか濡れてるぞ?」

俺とYさんがその「濡れている部分」を見た瞬間、すべてを悟った。



↑ペットのミニチュアダックスに「マーキング」されてました。仕方なく中身を出して洗わせてもらった。「早く帰るんだワン!」と文句を言われたのかも知れない。



↑左が犯人。(`Д´)コラー!! 右は落ち着きのないレトリーバー。異様にでかかったです。
それにしても左右共に「ペットを撮るときの失敗写真」丸出しですな。目線をペットの高さにするのは基本ですよね・・・。



↑荷物積載完了。次にこれを降ろすのは家に帰ったらだな・・・。


Yさんが作ってくれたおにぎりを積載し、記念撮影をした後お礼して出発。はー。お世話になりっぱなしだったな。

普段は全然買うことがないのだが、今回はお土産を形だけでも買っていく必要があったので昨日寄った道の駅「日向」へまず向かう。ついでに昨日食べなかった日向夏ソフトでも食うか・・・なんて思って行ったら休館日だった。とことん俺は九州に嫌われているらしい。

もうさっさとフェリーターミナルに行ってしまおうと考え、道沿いに有った土産物屋で適当にお菓子みたいなのを買い、コンビニでカップ麺等を買い込んだ後フェリーターミナルへ向かった。



↑もう載せるところがないので左右に無理矢理カップ麺やお菓子を積載。ゴムネットは無理が利くので良いね。


フェリーターミナルに着いたのは出航の1:30前だったのでお金を払ってチケットを買ったら間もなく乗船開始となった。それにしても学割利かせて22090円ってのは今から思うととんでもなく高いな・・・。

今回は「後ろ髪引かれながらも・・」というよりかは「うわーん!もう帰ってやる!」的な帰路なのだが、それでもやはりフェリーに乗る前というのは名残惜しさが満点だった。



↑意外とツーリングライダーが多くて驚く。ここのフェリーは比較的余裕のある積み方をするのでバイクの横で作業するのは楽だ。


出航する前にさっさと風呂に入り、ゆったりした格好でくつろぐ。と言っても2等船室なので落ち着かないのだが・・。外はポツポツ雨が降り出していたので甲板に出て九州の大地を見送ることはしなかった。
また、ある理由で早めに寝てしまいたかったというのもある。実は低気圧の影響で日向から四国の日本海側にかけて波浪警報が出ていて、船がかなり揺れるのだ。幅2mくらいの通路だと両側の壁にぶつかりながらジグザグにしか歩けないくらいの揺れだった。
そんなわけで「こりゃたまらんわい!」と酔う前に寝てしまう作戦をとった。



↑落ち着かない2等船室。くつろぐ気にもならないし、貴重品を身につけてさっさと寝ることにした。


揺れが大きく、船が傾いたときに「ギギギギッ・・・ギギギギッ・・・」と鳴るのを聞きながら浅い眠りについた。



走行距離:25km(累積2380km)
出費:24527円(累積52121円)



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