TOP野宿旅TT250Rでゆく! 関西・九州バイク旅

 TT250Rでゆく! 関西・九州バイク旅


■7日目(04/03/20)編
7時に目覚ましをかけていたが2度寝してしまい7:30起床。昨日の夜だいぶ食べた上にあんまり寝ていないのでやや胃もたれ気味だったがもそもそと起き出す。Nさんはやっぱり大量の朝食を準備してくれていてがんばって食べた。「お弁当持って行きなさい」と渡されたのは、昨日の夕食に出たケーキの箱。持つとずっしりと重かった。Nさんの娘さん(といっても母と同じくらいの年齢だが・・・)のOさんが「すっごい一杯入ってるわよ」と耳打ちしてくれたが、怖かったので食べるときまで開けないことにした。


外はあまり天気が良くなく、ポツポツと雨を感じる天気だったが9:00頃にお礼を言って出発する。本来の予定であればこのまま南下して阿蘇を巡る予定だったのだが今後の天候が良くないので旅の後半に後回しし、西に走って長崎を目指すことにした。



↑順調に国道を走って11時過ぎに福岡市中心部に着いた。福岡市には時々メールをやりとりする従兄弟が住んでいるので会えないかな?と連絡を入れてみるが、就職活動のため今日から宮崎へ行ってしまったという返事が返ってきた。なんだ、入れ違いになってしまったな。残念だが仕方ないので先へ進むことにする。

フェリーにひげそりを忘れてきてしまい、コンビニで安物を手に入れ出発。


昼をだいぶ過ぎても全然食欲がわかず、なんだか頭痛がして頭がボーっとしてきた。うーむ、良くない兆候である。佐賀県に入ってしばらく走り、唐津市体育公園なる施設を見つけたのでバイクを止め、まぁちょっとくらい何か口に入れようと持たせてくれた弁当を開けてみた。



↑お、多い・・。どれもミニサイズではなく通常サイズです。そしていなり寿司は2段重ねです。ご飯爆裂。


せっせと口に運ぶが半分くらい食べたところでギブ。残りは後に取っておくことにして(ていうか食えない)蓋を閉じ、ちょっと地図を確認した後すぐにバイクにまたがった。うーむ、体の調子がいまいちだなぁ。



↑走り出してすぐに道の駅「伊万里」が有ったので立ち寄ってみる。陶器の即売会なんかやっていたが、まぁさすがに買うわけにもいかずスルー。九州の道の駅ガイドがタダで置いてあった(有料で配布しているところと、無料で配布しているところがある)ので1部手に入れた。これがあると野宿場所を探すときに便利なんだよね。


某芸人の歌にもあったけど、確かに佐賀って意識的に「見所」へ行こうとしないかぎり本当に何もない。北海道のような「なーんにもない」のではなく、なんというかどこも同じ景色というか・・・。ネタになるかなと思って「巨石パーク」なんか行ってみようか考えてはいたのだが、登山道を登り続けるとでかい石があるだけという名前の通りな場所らしいので行くのはやめた。

そんな風にボーっと(いや、ちゃんと運転してますよ)走っていたら遂に長崎県入りした。佐賀は平坦だったのに対して長崎にはいると急に坂道が増えてくる。すごい、地形が全く違う・・・。



↑佐世保に入ったので一休憩し、今日おじゃまする予定のKさんに連絡を入れた。また、今日は高校時代の部活の恩師が定年退職するため送別会をやっているらしく、(旅で出れない俺は恩知らずですな・・)出席している後輩の携帯電話に電話して取り次いで貰いお礼とお祝いの言葉だけでも伝えておいた。


MapFanで調べておいた地図を頼りに佐世保の市街地を走りKさん宅を探すが、ある程度走って地図があまり役に立たないことに気づいた。とにかく道が複雑な上、猛烈なアップダウンなのだ。地図だと2次元だけど、実際の道路は3次元的に激しく曲がりくねっている。Kさん宅に近づくにつれてどんどん訳が分からなくなってきて、かなり迷った末に「すいません、今○○医院ってとこの前に居るんですが、ここから近いですか?」と連絡を入れると迎えに来てくれると言うことになった。

しばらく待つとKさんがスバルR2(このころは出たばかりで、実車を見るのは初めてだった)で迎えに来てくれたので後ろを付いていったが、走りながら「これは絶対に先導してもらえないと行けない・・・・」とひしひし感じた。はっきり言って、東京都内の方がまだわかりやすい気がする。



↑Kさん宅の目の前は湾になっていた。市街地から車で15分くらいなのだが、一山越えているのでものすごい静か。さながらプライベートビーチである。ものすごく良いところだった。


夕食をいただいた後、佐世保の夜景がきれいな弓張岳というところにKさんの旦那さんが連れて行ってくれた。細くて真っ暗な佐世保の山道をKさんはエルグランドでぶっ飛ばすではないか!AT車なんだが、しょっちゅうギアを2ndに入れたりして爆走である。きっと道を知っているから出来るんだろうけど、ジモティーってすげーなと思ってしまった。



↑佐世保の夜景。かなりきれいだった。あれは造船会社のドッグ、あれはアメリカの空母とか説明してくれて見入ってしまう。
青く光るきれいな建物を見つけたので「じゃ、あの青いのは何ですか?」と聞いたら、「ああ、あれね。あれはラブホテル」と教えられ、微妙に気まずい時間が流れてしまった・・・。


帰宅するとKさんの娘さんが両親に「友達が終バスに乗り遅れてしまったから送って欲しい」と相談していた。が、Kさん夫妻はお酒を飲んでしまったらしく「うーん・・・どうしよう」となっていたので「保険が大丈夫なら僕が運転しますけど・・・」と提案し、夜の佐世保市内をR2で走った。俺は人も乗せているし、何より走ったことのない暗い山道だったので慎重運転だったのだが、きっと隣に乗っていたKさんはストレス溜まっただろうなぁと思った。


帰宅後、Kさん宅のパソコンで掲示板にリザルト等をカキコさせて貰い、しばらく猫の「ボブ君」と戯れてから(いや、どちらかというと無理矢理触っていた)眠りについた。
どこの家でもご飯食べさせて貰ったり布団を用意して貰ったりと世話かけて居るなぁ・・・と思うと同時に、そろそろ野宿したい気分になってきた夜だった。



走行距離:191km(累積1232km)
出費:105円(累積16170円)



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