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 関東四県ぐるり一周車の旅

■2日目(02/11/02)編

朝4:30に起床。気温は5℃。正直、めちゃめちゃ寒かった。
朝食はカップ麺でも作って食べようかと思っていたが、寒いので近くのコンビニで暖かい物を買うことに。トイレを済まして車に乗り込み、エンジンをかけて出発!・・・と、あることに気がついた。水温計が全然あがらない。いつもなら走り始めて数分で水平よりやや下くらいを向く針が、ずーっと下を向いたまま。操作感も、アクセルを開けた時にパワーがついてこない感じだ。寒いときの運転は初めてだが、「暖気運転」がどうして必要なのかよく分かった気がする。

結局近くのコンビニで朝食を買い、いったん道の駅かつやまへ戻って食べたあと再出発した。



↑早朝の富士山。思わず見とれて事故を起こしそうなくらいくっきりと見えた。早朝(5時ごろ)なので車も少なく、快適。


↑今回の旅で走った道の中で、景色の良かった物を厳選。湖畔を走る道、樹海の中を走る道など。雨が降った次の日の朝ということで景色がすばらしい。タイミングが良かったようだ。
思わずがんがん飛ばしたくなる道だが、オーバースピードには注意を。突然直角コーナーとかが出現してやばいです。あと、運転中の写真撮影は危険なのでよした方が良いと思います(笑)


河口湖より南にある国道139号線を通って精進湖方面へ車を走らせると、一面ススキの生えたなかなか良い景色に出会った。車を止められるところは無いかと探すと「道の駅なるさわ」を発見。止めて少し散策することにした。


↑道の駅なるさわの近くにある遊歩道のようなところで。後ろの家畜小屋のようなところは半廃墟だが、どうやらまだ使っているらしい。いずれにせよ風景とよくマッチしている。


↑良い景色ですね。コメントが思いつきません。富士五湖周辺は、紅葉の季節に絶対行くべきですよ!


道の駅なるさわを出発して、精進湖方面へ走っていくと「紅葉台」なる観光地があるらしい。地図を見ると「好展望地」とのこと。そりゃー行ってみましょう!と脇道にそれた。
紅葉台入口につくと、「頂上に駐車場あり」の表示。きっと道路が整備されているのだろうと疑いもせず車を進入させてびっくり!そこはとんでもないダートだった。



↑なんじゃこりゃー!これは道路ではなく林道ですよ!絶対にCUBEが走るような道じゃないし。
しにゃはパジェロだから余裕しゃくしゃくだろうが(MTだったから大変だったらしいけど)。

この道を見た瞬間に「引き返そう!」と思ったのだが、後ろからどんどん車が来てしまい、先へ進まないと行けない状況だった。
前からはセダンがおりてきたので、少なくとも通行は可能だと思い進むことに。

途中に「非常に道幅が狭く、舗装されていないため危険です。崖崩れや落石のおそれもあります。転落しても責任は負いません。車での通行はご遠慮ください」との看板が。どうやら市町村が立てた物らしいが・・・。
言われなくても車での通行は遠慮したいところだが、一度入ってしまったら転回など出来ない。「駐車場あり」なんて看板立てたのはどこの誰だよオイ!

途中、タイヤを落としたら底をこすること間違いなしの溝や、縦横1mはあるだろう落石が転がっていたりととにかくすごい道だった。写真に撮りたい所だが、そんな余裕など無かった。残念。
車内は激しくシェイクされ、MDやらCDが宙を舞い、助手席においてあった地図類は全部床に落ちるなど本当にすごい状況だった。

そんなこんなで何とか頂上へ到達・・・。


↑無惨な姿になったCUBEのタイヤ。幸いエアロ類をこすることはなかったが、下回りはどろどろになった。

頂上へ車で着いた人たちは口々に「とんでもない道だったね」と言っている。どうやら紅葉台は私有地らしく、展望台経営者が勝手に「車で行けます」などと書いているだけで、本来は車で通るような道ではないのだ。その証拠があの警告看板である。

頂上へ着いた人がみな言っていたが、みんなあの看板にだまされてこの道に入り込んでしまうらしい。

頂上にはぼろっちい建物が建っていて、2階部分が展望台になっている。しかも、ただの「屋上」のようなものなのにそこへ入るには150円要求されるのだ。「お金には換えられない景色です」などといろいろ書かれていたが、お金を要求されることにより景色が台無しになっていることに経営者は気がつかないのかな。いずれにせよ、そんなものにお金を払う気にもなれずさっさと紅葉台を後にした。

再びさっきの極悪路を下り、一般道へ戻る。タイヤのトレッドに石が大量に詰まり、カチカ音がしてうるさいので途中の駐車場でドライバーを使って取り除いた。



↑精進湖到着。逆光なのが残念。時間帯のせいだとは思うが、今回はせっかく富士山がよく見えても逆光でうまく撮れないことが多かった。


精進湖の周辺道路を走行中、一回ひやっとすることがあった。入ったときのRより出口付近のRがきついコーナーがあり、二人してオーバースピードで突入してしまったのだ。それ以上ハンドルを切るとバランスを崩すし、だからといって急ブレーキを踏むわけにはいかない・・・。自転車の場合もそうだが、一度オーバースピードでコーナーに侵入してしまうと修正が効かないのが怖いな。

結局俺はぎりぎり車線内でふくらむだけで押さえ込んだが、しにゃは対向車線にはみ出してしまったらしい。本当に対向車が来ていなくて良かった。曲がった先がどうなっているか分からない初めての道は、カーブの前で十分な原則が必要だと痛感した。


そのまま精進湖を一周し、次に本栖湖へ到着。


↑本栖湖湖畔で。人造物が少ないので結構好き。


本栖湖を出発しそのまま南下、静岡県富士宮市あたりで県道71号にのりかえて再び北上した。わざわざ遠回りしたかいのある、見晴らしの良い道で良かった。



↑西湖到着。正直水たまりって感じだが、これでも精進湖より大きい。


富士五湖制覇まであと一つ!山中湖を目指す。
西湖と山中湖はそう距離が離れていないので結構あっという間についた。



↑山中湖到着。逆光になってしまった。もうすこし時間が遅ければ太陽の方向も違ったのかもしれないな。撮ってくれたおじさんありがとう!

これにより、富士五湖めぐり(河口湖→精進湖→本栖湖→西湖→山中湖)終了!
これから乙女峠を目指すのだが、時間的に早くつきすぎるので寄り道がてら三国峠と明神峠を経由することにした。

三国・明神共に走っていておもしろい峠道だった。適度な傾斜とコーナーで、山道の運転の練習には最適だったかもしれない。時間的にも走り屋が出没する時間帯じゃ無かったのも良かったかもしれない。まぁ、後ろを走っていたしにゃは走り屋の車にぴったり張り付かれたらしいが。これだから走り屋は嫌いだ。


事故を起こすこともなく、無事乙女峠へ到着。夏にお世話になった温泉会館へ行く。


↑御殿場市温泉会館

■御殿場市温泉会館DATA■
営業時間:10:00〜20:00(受付は19:30迄)
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日ならその翌日)

料金:
区分 使用料(円)
大人 子供
2時間券 500 200
半日券 800 300
一日券 1000 400
超過一時間ごと 100 50

なかなかリーズナブルな値段。風呂は普通の浴場のみで露天風呂等は無いが、天気の良いときには浴槽から富士山が一望できる。よく銭湯にある「富士山の絵」が実物で見れるイメージだ。曇っていても御殿場の町並みが見下ろせる。夜景も良いらしい。

貴重品ロッカーは100円硬貨を使うが、ちゃんと使用後に返却される。脱衣所のロッカーはお金が必要ない。つまり、入浴料のみで風呂に入れるのだ。市営ということもあり、観光地によくあるセコさがなくて良い。

一個40円の温泉タマゴが超オススメ。売り切れていることもあるので、そのときは風呂に入る前に予約をしておくと良い。あがる頃には出来ているだろう。ちなみに半熟と固ゆでの中間くらいです。

おそらくここが公式ページ
駐車場(普通車70台)もあり、おすすめ。
休日などは混むらしいので、できれば日が暮れる前に行きましょう。
場所は国道138号線を御殿場から箱根方面へ走ったところ。乙女峠の頂上より数キロ手前です。



↑御殿場温泉会館のNさん。夏に来たときは温泉タマゴをくれたりとお世話になった。
なんと今回もまたもらってしまった・・・。お金払って買うつもりだったのだが。ありがとうございます。


↑これが温泉タマゴ。自宅に帰ってから味わいました。ウマー



↑夕暮れ時の乙女峠を温泉会館駐車場から。廃墟になっている風車レストランのシルエットがなんだか良い。


温泉につかり、Nさんに挨拶した後温泉会館を出た。
そろそろおなかが空いていたので、駐車場でお湯を沸かしてカップ麺+インスタントみそ汁で夕食を取った。なんだかだんだん駐車場に「速く走っちゃうぞー」的な車が増えてきたため、あんまり遅くならないうちに峠を越えてしまうことにした。

乙女峠を越え、箱根に入ったところで大渋滞していた。おそらく30分以上は停滞していただろうか。MT車のしにゃはさぞかし大変だったことだろう。めがね君から借りたトランシーバがここでも大活躍。二人して無線機でずっと会話していたので、良い暇つぶしになった。

渋滞は箱根を下りきるあたりまで続いたが、国道一号線付近でやっと解消。CUBEについているカーナビに従って帰り路を急ぐ。市街地走行では2台で走っていると信号や割り込みなどで離れてしまうことが何度もあったが、そのたびにトランシーバや携帯で連絡を取り合って無事復帰することが出来た。


↑無事しにゃ宅前まで到着。おつかれさんでした>>しにゃ


↑無事ついてほっとする。だが、俺はまだあと10km走らなければならないのだ。


↑喜びのあまりブリッジする(?)某人物。これが誰かは秘密です。え?バレバレだって?
ちなみに、余ったフィルムを使い切るためという理由は伏せておこうかな。


前回と同じくここから再び一人での帰り道。結構交通量の多い道だし、気をつけなければ。



↑無事自宅へ到着。おつかれさまでーす>>CUBE


↑ちなみに、二日間車で旅をすると車内はここまで散らかります(笑)

と、まぁ変化に富んだ道を走りに走った二日間だった。自転車旅ももちろん好きだが、車での旅もなかなかおもしろいなと思った。もしこのページをみて富士五湖周辺に行きたいと思ったのなら、行動は早朝にすることをオススメします。交通量も少ないし空気も澄んでいて景色が楽しめますよ。

走行距離:208km (合計442km)

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