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 関東四県ぐるり一周車の旅

■1日目(02/11/01)編

11/1は金曜日。世間は連休へ向けて仕事のラストスパートをしている頃だろうが、たまたま俺たちは学校の関係で休みだった。渋滞を避けさっさと行って帰ってくるため、金曜日を出発日に設定。
当日の出発時間は午前5時頃を予定していたのだが、俺が風邪にかかってしまい行けるか微妙だったので午前中にゆっくり出発するということに決定。
結局当日の朝は8時ごろ起床。若干風邪っぽいものの、車だし・・・ということで出発した。

自宅を出発し、国道412号で津久井湖まで行き、そこから県道33号線で最初の峠風張峠を目指した。
いきなり国道412に乗る前の幹線道路で大渋滞に巻き込まれてしまい、ちょっと憂き目にあったがいたって順調な旅路。ただ、この日は朝雨が降っていた。明日までに晴れてると良いのだが・・・。



↑最初に自分の写真を持ってくるのもどうかと思ったが、まぁ一応。モザイクいれてやろーかな。
シートベルトにつけているのが今回の旅で大活躍した特定小電力トランシーバ。部活の後輩メガネ君からの借り物です。ありがとう!
これで走りながらしにゃと連絡を取り合った。携帯なんか使ったら恐ろしく電話代がかかるところだったよ・・。2台の車で行くなら必需品だと思うダヨ。


津久井湖から相模湖方面へ車を走らせ、相模湖より西に数キロ走ったところに風張峠への分岐点がある。このあたりはあんまり詳しくない&ちょっと街々しているのでカーナビのお世話に。

この峠に入る前にガソリン残量が約半分だった。CUBEの燃費を考えれば全然問題ないのだが、どうも山道と言うことで安心できなかったので近場のガソリンスタンドで給油。
値段を掲示していないので怪しいなぁ・・・と思いながらも入ったら案の定高かった。
リッター101円・・・・。このころは96円くらいが妥当だろうよ・・・。ハイオクじゃないんだし。
せこい商売は駄目ですよ!ゼ○ラル石油さん!

え?たかだか数円で文句言うなって?ごめんなさい、貧乏学生なんですよ〜。
旅費の捻出で精一杯です・・・。


↑風張峠で一枚。頂上まであと2〜3kmの駐車場だが、こっちのほうが眺めが良かったからお勧め。数馬駐車場だったかな。なんて読むのかは知らない。

このころはまだ雨が降っていた。ちなみに、左がまごころ、右がしにゃ。この前のママチャリツーリングの相棒ですたい。

看板によると、「このあたりで事故を起こすと救助・救援に時間がかかります。安全運転でお願いします」だそうな。快適なワインディングロードだが、景色が良いのでスピードの出し過ぎは駄目ですよ〜


てなわけであっという間に奥多摩湖到着。わざわざ勾配のきついルートを選択したのに・・・。
やっぱり文明の利器はスゲェ!


↑奥多摩湖の駐車場で一枚。しにゃ'sパジェロはMT車。日頃練習しているとはいえ、なかなか上手ッス。
湖をバックに撮りたかったのだが、木がじゃまで撮影できなかった。左で光っているのは反射材入りの標識。


↑そこにあったさびた鉄塔。
おそらく廃線になった奥多摩ロープウェイの関係だろうか。植物のからまり具合とさび方が非常に良い味を出していてナイスなオブジェ。


天候も悪いのでさっさと奥多摩をあとにし、2月に死ぬほど苦労した松姫峠へ向かった。
標高1250m、標高差700mの登りだ。5〜10%ほどの坂が延々10kmほど続く。


↑松姫峠。所々道幅が狭いが、交通量はあまりなく走りやすい。舗装はきれいだ。
ただ、山深い中を走るため展望はあまり良くない。所々見晴らしのすばらしいところはあるのだが、なかなか車を止めておけるようなスペースが無くて残念である。


↑っと、実にあっけなく頂上へ到着。
めずらしく家族連れの車が来ていたので、頼んで写真を撮ってもらった。


↑ちょうど良い時間だったので昼食タイム。お湯を沸かしてカップ麺です。こういうところだとカップ麺ごときでも結構おいしく感じてしまうのだ。


↑標高が高いためか、気圧の影響でカップ麺が膨張している!そういえば持っていったパンの袋もふくらんでいたな。


↑そうこうしているうちにすごい霧が発生。視界25mってところだろうか。とても走行どころじゃないからもうしばらく休憩。周辺探索(といっても木しか無いけど)をして霧が晴れるのを待つ。


しばらくして霧が晴れた頃を見計らって出発。
また霧が出ると危険なので、でっかいフォグランプを装備しているしにゃ’sパジェロを先行させた。



↑途中で林が開けたところから見えた雲。写真で伝えられないのが残念だが、すばらしい景色。


松姫峠は奥多摩湖側からだと登り10km下り20kmという下り重視の内容になる。(概算距離です。信用しないでください)
しにゃのパジェロはMTだが、我がCUBEはAT(HyperCVT)。エンジンブレーキの利きが心配だったが、普通のATと違ってCVTはエンジンブレーキがよく効く。また、SPORTモードに入れればギア比が変わる関係か、より効くようになるので、非常に運転しやすかった。

あと、いささか1300ccで非力なイメージがあるCUBEだが、運転手のみの乗車だったら峠道もすいすい加速する。(もちろんランエボとかと比較されても困るが・・・。)
何より車が小さいから対向車が来たときに非常に楽だった。良いことなんだか悪いことなんだか・・・。


このまま松姫峠を下り、大月市街へ。
こっそり野宿した大月市市民会館や、交通量の多い中必死でチャリをこいで走った道を懐かしみながら甲州街道を走る。

そして新笹子トンネル入り口まで到着。新笹子トンネルの前には分岐があり、旧道に入れるようになっている。今回の旅は峠道を走ってみるのが目的の一つだからもちろん旧道を選択したのだが、なんと頂上の旧笹子トンネルは老朽化により通行止め。
せっかくなのでそこまででも・・・・と行ってみることにした。



↑ぎゃー!通行止めに従いほとんど廃道と化してます!
明かりがないので完全に真っ暗&落ち葉がすごい。まぁ落ち葉を巻き上げながら爆走するのもおもしろいんだけど。あとの洗車を考えなければね。


↑一抹の期待をもっていたのだが、やはり通行止め。
正直トンネルの中を見たところ今2台が通る分には全く問題がなさそうだった。まぁおそらくは目に見えないようなところで老朽化が進行しているんだろうけど。
このバリケードは置いてあるだけなので、牽引ロープで引っ張れば動きそうだったが、そこまで悪ではないのでやめた。ちなみに、感度の悪いデジカメなので写っていないが、このバリケードの後ろがトンネル入口だ。



↑バリケードの内側に入って記念撮影。(ん?全面通行止めって事は人間も駄目なのか?)
なかなか良いデザインしてますねん。


↑トンネル内部。真っ暗でマグライトが無いとまったく視界が効かない。
向こう側(甲府側)からかなり冷たい風がびゅんびゅん吹いていて、かなり寒かった。


笹子峠旧道はこのように通行止めだったため、再びふもとまで下ってから新道を使って甲府側へ抜けた。
笹子トンネル(全長約4km)を通行中に思ったのだが、「俺たちよくこんな所を自転車で走ったよな!」だ。
路肩は狭いし、漏水だらけでなおかつボコボコ。正直車のドライバーの視点から見ると「邪魔〜!」だ。あのときとなりを走っていた運転手さんたち、ごめんなさいです。


前回のツーリング時にはコインランドリーなどでいろいろ用事があったためうろうろした甲府だが、今回は特別用事がないのと、もうすぐ日も暮れることだし・・・ということで旅路を急ぐ。
次のターゲットは御坂峠だ。

正直非常に運転に疲れていて、新道のトンネルを使って一気に抜けてしまおうかと思ったのだが、せっかく来たのだし・・・とがんばって旧道を走ることにした。


↑御坂峠頂上で一枚。これでは写っていないが、甲府の夜景がすばらしくきれいだった。
頂上にはすでに車が一台止まっていて、その人たちは甲府の夜景を長時間露光で撮影していた。
こっちはフラッシュを焚いて写真を撮ってしまったが、まずかったかな?ごめんなさい。

頂上を去るときは、直接光が当たらないよう数メートルほどヘッドランプOFFにしたんだけどな。


御坂峠を下れば、もうそこは河口湖。前回の旅でも泊まった「道の駅かつやま」で車内泊することにした。


↑道の駅かつやまで夕食。ガーリックライス+カップ麺だ。いつも旅に出ると食事の量が増える。別に自転車じゃないから体力は使ってないと思うんだけどなぁ。ただ、山道は初めてだったからかなり精神的に疲れたな。


↑道の駅かつやまのシンボル(?)の前で。
自分たちの後ろが100〜200m程度の直線コースで、なおかつほとんど車通りが無かったため、車の短距離全開加速を試したりして遊んだ。といっても、制限速は超えていないのでご安心を。全く車通りがないため、見通しの良い道路の一番端に停止し、0km/hからの加速を試しただけです。普通、地元じゃ危なくてフルスロットなんてできないからね。


↑食後、車に乗ったり、夏来たときのことを思い出したりしながら意味不明な写真を量産。
左上:ヤンキーのまね(笑)
右上:夜の河口湖を見ながら物思いにふける俺(死)
右下:夜の河口湖を見ながら物思いにふけるしにゃ(死)
左下:ここが前回野宿したところ。土産物屋の軒下です。道の駅かつやまは2回来たことになるが、両方とも深夜到着早朝出発だったため土産物屋の類が営業しているのを見たことがない・・・。


↑そのあとしにゃ'sパジェロで暖かい飲み物を飲みつつ明日のルートなどを考えたあと、0:00ごろ就寝。CUBEの車内はミニバンに比べれば小さいが、シートを倒せばそれなりに寝られる。少なくともセダンよりかはずっと広いだろう。こういう時は170cm無い身長がすこしだけうれしい。(180とかあると大変だろうなぁ)

夜中にどう考えても酔っているんじゃないかと思われる若い女性4人組が車で来て、クソ寒い中バドミントンをやっていた。こっちが車内泊していることに気がつくとわざとらしく近づいてきたりとまぁ良いようにからかわれたが、なんだかどうでも良かったので放っておいた。心当たりのある人いませんカー!ダイハツネイキッドのあなた達ですよ!

このとき外気温5℃前後。青い封筒型シュラフの中にもうひとつマミー型のシュラフをつっこんで2重にしたら安眠できた。おやすみです。

本日の走行距離:234km

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