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| 旅 ノーマルタイヤで日本海を目指せ! 信州車内泊の旅 |
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3日目 (03/04/05/土)編 6時に目覚ましで起きるも、眠くて二度寝。昨日のカメムシの件で寝るのが遅くなったのに加え、朝っぱらから雨が降っていて、「よっしゃー、行くぞ!」という気にならなかったのが原因。ま、俺の旅なんてテキトーさ。 8:30ごろになり、ようやくシュラフから体を出す。イマイチ頭がすっきりしない。ひとまず車に積んである食料(チョコチップスナックパンとペットボトルのお茶)で軽く朝食を取り、もう一度道の駅と日本海を見てから出発することにした。 ![]() ↑道の駅能生に併設されているカニの直売所「かにや横丁」。 まだ開店準備中のところもあった。今の時期でこの雨じゃ観光客もこないだろうしね。 ![]() ↑昨日寝た場所。建物脇に関係者用?と思われる小さい駐車場があり、道路から離れていて静かなので使わせてもらった。水銀灯も近くにあっていい具合に明るく、なかなか良いところ。 せっかく日本海を見に来たのだから・・・と再び海が見えるところまで行ってみたものの、水平線どころかににごった海が見えるだけで何とも無かった。ちょっと(かなり)残念だが、またいつか来るときの口実になるから、お預けということにしよう。日本縦断に行くことが出来れば、嫌というほど見れるしね。 そして10時に道の駅を出る。ツーリングマップルを見て、新潟県板倉町から長野県飯山市に抜ける「関田峠(1129m)」というものを見つける。「日本海に浮かぶ佐渡や能登半島も遠望できる」とのこと。どうせこの天気では遠望など望めないが、「バカと煙はなんとやら」の通り俺は高いところが好きなので、ためしに行ってみることにした。ついでに山道も走れるし。 国道18号上越バイパスを走り、途中のGSで給油。そしてあっという間に関田峠の入り口である県道95号に入れた。まぁ距離にして20kmないから、あっという間だよな。 ![]() ↑関田峠を登る。ガードレール無し、勾配きつめながらも比較的綺麗な舗装。雨が降っているのであまり飛ばさず、のんびり登る。どうせ前にも後ろにも車はいないんだし。 CUBEのフロントウインドウは日産純正の撥水加工をしてある。こいつの効果はすばらしくて、ガラコとかとは比べ物にならないコーティングの持ちと撥水性能がある。ただ最大の弱点は、外気温が低いときにワイパーで拭うとこういう感じにガラスが一瞬だけ白くなるのだ。曇った感じというのが近くて、一瞬「スッ」と白くなって元に戻る。ガラスをデフロスターで暖めてやるとマシになるのだが。 まぁそんなわけでワイパー作動中に写真をとると、うまくタイミングが合ってしまいこうやって写真が白くなる。前に松姫峠を車で越えたときもこういう写真をとった記憶があるな。 カーナビの画面をチラチラ見つつ、峠の頂上まであと5kmほどとなったところだろうか、突然道幅が狭くなっている・・・・のか?と思ったら・・・・ ![]() ↑通行止めでした。標識によると 上関田←→飯山 平成14年11月6日〜当分の間 上越土木事務所 だそうな。ツーリングマップルは冬季閉鎖される道路は比較的そう書かれていることが多いので「大丈夫かも」とは思っていたが、やっぱりダメだったみたい。 しばらく悩むも、俺の頭によくない考えがよぎった。「通行止」と表示されているが、微妙に車一台分通れる道幅で除雪されている。CUBEだったらまったく問題なく走れる幅だ。いけないと知りつつ、俺は車を進めてしまった。 ![]() ↑雪解け水が川のように流れ、除雪されただけの雪の壁が車の高さ近くになっているところもある。崩れたらどうするつもりだったのだろうか。今となって考えると、とんでもないことをしていたものだ。 「やっぱり入ったのは失敗だったかな」とちょっと後悔しつつも、前へ進む。道そのものはまったく問題ないが、時々雪の壁が崩れている箇所があったりして、怖すぎる。「やめてバックで引き返そう・・・」と思い始めたころ、とうとう道が行き止まりになった。 ![]() ↑こんな感じ。理由は良く分からないが、除雪車が転回したような跡があった。結局、「通行止め」は間違っていなかったということか。まぁ、引き返す決断にもなったし良かったかもな。ああ、それにしても通行止め突破なんてドキュソなことはもう止めよう・・。怖かった・・・。 関田峠が通行止めなので、仕方なくやや西を走る国道292号へ行き、「県道97号飯山斑尾新井線」という道を走ることにした。峠の名前こそかかれていないが、最高点が841mの立派なくねくね山道だ。 途中のセブンイレブンで昼食をとりつつ車を走らせる。相変わらずの雨。 ![]() ↑飯山斑尾新井線を登る。途中で野尻湖に向かう道と飯山市へ向かう道に分岐する。この写真に写っているところは良い方で、全体的に道幅は細い。前のトンネルなんか大型車じゃ無理だろ。 車など前にも後ろにもいなくて自分だけ。狭くて覆い被さるように木々があり、雨もあいまって心細い道だった。雨は朝のうちは小振りだったものの、どんどん粒が大きくなってきている。こういう日に峠越えをするのは考え物な気がするが、まぁ舗装路だし大丈夫か。 さらに標高を上げていくと、なんだか雨粒の感じが変わってきた。変だなぁ・・と思って観察してみると、ほとんどみぞれの状態。Oh〜ジョニー、もしかして雪とか言う噂? ![]() ↑雨がみぞれに変わってきた。標高を上げるうちにそれはどんどん雪に変わって行き・・・ ![]() ↑やがてこうなった。かなり大粒の雪ががんがん降ってくる。 CUBEはノーマルタイヤを履いている。スタッドレスならこの程度の「ベチョベチョ雪」など余裕だろうが、さすがにノーマルタイヤだと厳しい。ヘアピンコーナーの続く登りなのだが、ヘアピンを曲がっている最中に前輪が時々空転する感じがする。ガラ空きで、両側に側溝もない道だったのでしばらく車の挙動に神経を集中して色々操作してみてみる。ふむふむ、グリップが落ちるとはこういうことか・・。 やがてブレーキを踏むと毎回ABSが作動して「コトコトコトコト」とブレーキペダルが震えるようになるまで雪が積もってきたので、チェーンを装着することにした。ちゃんと止まれる間は色々やってみようとは思うが、何か有った時にコントロールが出来ないような状況で車に乗るべきじゃないだろうし。 某走り屋系の漫画では「雪の日は家でごろごろしてるのではなく、絶好の練習日だ」とかずいぶん無茶なことを書いてあったが、そういうのは空想の世界にお任せすることにしよう(笑) ドアをあけて道路に踏み出して、あやうく転ぶところだった。先ほどの「ベチョベチョ雪」の上にぼた雪が積もって二重構造になっていて、よく滑ること!このまま調子に乗って走っていたら危なかったかもね。 ![]() ↑チェーン装着終了。このチェーンを買ってきたときにサイズチェックを兼ねて一度つけてみたことがあったし、最近のチェーンは取り付けが簡単だから楽々。 ![]() ↑うーむ、良くこんな状況になるまでチェーンをつけなかったものだ・・・。全然車が通らないので道のど真ん中で作業。後ろを振り返ると俺のつけたタイヤ跡が延々と続いていた。 ささっと写真撮影を済まして出発。俺のぼろスニーカーはだいぶぬれてしまったが、足元暖房をONにしておくと30分くらいで乾く。 もともとあまり足回りの良くないCUBEなので、チェーンをつけると乗り心地の悪化が激しい。なんかよく分からないが40km/hくらいの時の振動がちょうどボディーの固有振動数に合っているのか、そのあたりで頭がボワーッとするような振動に襲われる。それ以上か以下なら大丈夫なのだが、40km/hで走れないのは困る。仕方ないので約30km/hをキープして走り続ける。下り坂はギアをLに入れてアクセルオフだとちょうどいい感じだ。(このCUBEはCVTなので、ギアはDより下はLとなっている) 途中でトラックとすれ違う。向こうはスタッドレスをはいているのか、かなり飛ばしていた。やっぱり地元ナンバーは違うね。初心者マークで県外ナンバーのチェーン履きCUBEを見て変な顔をしていた。まぁこんなところ普通は通らねぇよな。それ以降はトラックの作った轍を選んで走行した。新雪を踏んでいくのとどっちが安全なんだろうか・・。 ![]() ↑やっとの思いで峠を越えて、すこし大きい道に出た。こっちはチェーンでスピードが出せないので後ろから車が来るごとに端によって道を譲った。一応チェーンの限界は60km/hだそうだからそれくらい出してもまったく問題ないんだろうが、雪道の運転は初めてだし、無理したらいつか事故るだろうから安全にね。 ![]() ↑完全に雪がシャーベットになった時点でチェーンをはずす。「チェーン着脱場 50m先」という標識があったので何往復かして探したのだが、どういうわけだか見つからなかったのでわき道をお借りした。タイヤハウスに着いた雪も同時に蹴落としておいた。付近の住民に目撃され、怪訝な顔をされる。 飯山市側に降りてから南下し、国道117→292号と乗り継ぐ。この国道292号なのだが、まるで北海道のような直線道路で面白かった。地図で確認すると約4〜5kmの直線が続いている。暇な人は調べてみてはいかがだろうか。上信越自動車道の豊田飯山ICより東に2kmにある国道292号だ。 交通量もあまり無く、先がかすんで見えないくらいの直線なので思わずアクセルを踏み込みたくなるがそこは我慢。やっぱりかっ飛ばす人がいるみたいで、「自動取り締まり機設置路線」との表示が何度もあった。おそらくオービスが設置してあるんだろうね。 地図で「道の駅やまのうち」を見つけたので、トイレがてら入る。張り紙がしてあったので読むと、「トイレットペーパーを持って行く人が多い。これが続くと補給できなくなる」とのこと。う・・・、他のトイレだけど自転車で旅をしている時に一度前科があるのでやや耳が痛い・・。それにしても、みんなどういう理由でもって行くんだろうか? 地図を見ていたら、今の道をまっすぐ行くと「滋賀草津道路」になり、そのまま草津へ行けそうだ。うーむ、峠道走行の後温泉に入るのもいいなぁ・・・なんて考えるも、まだ冬季閉鎖っぽい。そんなことを考えていたら道の駅の中に「交通案内コーナー」というのがあり、案内のおじさんが暇そうにしていたので聞いてみた。すると案の定滋賀草津道路は4月近くまで冬季閉鎖とのこと。他のルートをわざわざ教えてくれ、電話をかけて今の道路状況まで調べてくれた。 礼を言って車内に戻り、色々検討する。おじさんが教えてくれた道は確かに通れそうだが、かなり距離のある迂回路だ。すでに時刻は3時を過ぎていて、それだと草津に着く頃には日が暮れてしまう。日が落ちてからシャーベット雪の道を走るのはちょっと厳しいと判断して、草津の温泉は諦めることにした。 にしても、滋賀草津道路のルートをたどってみると、途中に標高2172mの渋峠があるではないか!そりゃぁ冬季閉鎖して当たり前ジャン。バカな質問をしてしまった・・・。だいたい通れたとしてもかなりメインディッシュ級の峠道だ。あぶねぇ、あと少しで行ってしまうところだった・・・。 ちょっと考え、最後に菅平高原のスキー場を覗いてから帰ろうと決める。途中に小布施を通ったので、小布施堂でらくがんと栗羊羹(頼まれてた)を購入。 さすが高級和菓子屋、店頭のおねぇちゃんのレベルが高い。こっちは薄汚い旅ルックなのだが、笑顔で応対されてしまう。営業スマイルとは分かっていても、ぐっと来るゼィ! 後日食べ比べて感じたが、らくがんは小布施堂、羊羹は桜井カンセイ堂(漢字忘れた)がおいしいと思う。いずれにせよ、えらく高い菓子なので自分で買って食べることは無いだろう。 国道406号線大笹街道を走る。標高が少しずつ上がっていくにつれ、ぬれていただけの路面がだんだんシャーベット状の雪に変わってきた。もう日は暮れ始め、あと30分くらいであたりは真っ暗になると思われた。さらにまたぽつぽつと雪が降ってくる。 しばらくは「行けるだろうか・・・」と悩みながら走っていたが、だんだん路面状況が怪しくなってきた。路面の光沢がところどころ変だ。もしかしたら凍結しているのかもしれない。試しに前後ろに車がいないタイミングを狙ってブレーキを踏んでみると「トコトコトコトコ」とABSが作動する。 ![]() ↑いったんチェーン着脱場に車を入れて考える。止まる時もやはりABS作動。これだとすぐにチェーンをつける必要がある。ただ、さっきはずしたばかりのチェーンをまたつけるのは嫌だし、もっと標高が上がれば路面がコチコチになっている可能性もある・・・。色々考えて、菅平高原は諦めることにした。 チェーン着脱場でUターンし、来た道を引き返す。走っていたら、この道の途中に「湯っ倉んど」というスパランドがあるのを思い出した。一年程前に来た時に寄った記憶がある。たしか町営かなにかで安いはずだ・・。旅に出てからまだ風呂に一度も入っていないし、そろそろ寄るか・・・と、看板を見つけて「湯っ倉んど」に車を入れた。 ![]() ↑「湯っ倉んど」にて。着いたのが17:10くらいだったのだが、料金表を見ると17:30から料金が値下げとなり、600円が500円になるらしい。だったらしばらく車で待って500円になってから入れば良いじゃないか・・と車へ戻る。よくよく駐車場を見回してみると、同じ事を考えている人ばかりのようで車の中で待っている人ばかりだった。 ![]() ↑タイヤを見る。確かにこんなタイヤじゃ雪道でグリップするはず無いよな・・・。実際この駐車場に入れる時も多少反動つけないと入らなかったし・・。スタッドレスウラヤマスィ〜。 今日走った道を記録したり、掲示板に一言書き込んだりして時間をつぶし、17:30に入館する。ここは「スパランド」であり「温泉」ではないので風呂にたまっているのは沸かしたお湯なのだが、その代わりジャグジーみたいなのとか電気風呂(チクチクする)とか、立ち湯とか色々あって面白い。ただ露天風呂に関してはえらくぬるかったのでオススメしないが。いずれにせよこの施設で500円だったら良い方だろう。ナイス町営。 しっかりと3日分の汚れを落とし、風呂を上がってロビーのようなところでのんびりしていたら一気に眠くなってきた。うう、ヤバイ。これから帰らなきゃいけないのに・・・。 さっさと車に乗って途中のコンビニで弁当を買い、一路初日泊まったYさんの別荘へ。この間はかなり眠気との戦いだった。カーステのボリュームを上げてガム噛んだりしながら必死で運転。約20kmの道のりだが、すごく長く感じた・・・。 ![]() ↑コンビニで買った弁当。見ただけで胸焼けしそうな脂っこいものばかりの弁当だが、これしか残っていなかったので仕方なく。なんと熱量が1280kcalもある。頼むから白米の上に白身魚のフライ(+タルタルソース)を載せるのは勘弁してくれ・・・。 がんばって食べたが揚げ物系を一部残す。ていうか食えねぇよ! 眠いが明日の出発のために少し荷物を整理したりしたあと、掲示板に書き込みをする。
書き込みを終えてシュラフに入って一息つくと、突然「ドサッ!」という音がして驚く。その後何も無いのでまた目を閉じると、再び「ドサッ!」という音が。何の音だろう・・としばらく考えて屋根の雪が落ちる音だと気づいた。夜中寝ている間も何度か落ちて、かなり大きい音なので目が数回覚めたがそれ以外は安眠。やっぱり風呂に入ると違うね。 走行距離 192km (累積653km) <2日目 (03/04/04/金)編へ 4日目 (03/04/06/日)編へ> |
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