|
■3日目（05/09/02）編 ◆失意の朝◆ トラブルから一夜明けた朝。 昨夜はヘトヘトになって１時過ぎに寝たためか、朝7：30まで目覚めずぐっすりだった。 涼しい夜だったが、寝汗を結構かいていてた。熱でもあるのだろうか。  世話になった道の駅「三本木」の朝。 湿った衣類とシュラフをサッと乾かし、すぐに撤収。今日は朝一で昨日の病院へ行きたいので、朝食はコンビニで済ませてしまうことにした。 撤収を終えて出発したのが8：30。夜のうちに自転車乗りが野宿仲間に追加になったようだが、声を掛けられずじまいだった。 途中にコンビニへ寄って朝食を取り、9：00には昨日の病院へ。  俺は旅へ出て一体何をしているのだ・・・。 ◆YHで休養◆ 意外と体調は悪くなかったのだが、医者からは「熱が出るかもしれない」と脅されており、今日は無理せず宿を取ることに。 地図で調べると最寄は仙台のYH。しかし仙台は昨日のうちに通り過ぎており、戻るとなると30km以上引き返さないといけない。色々悩んだのだが、あちこち安宿を探し回る気力も無く、今日は仙台まで戻ってYHに世話になる事にした。 電話で問い合わせて空きを確認し、ちょっと迷いつつたどり着いたのは「メープル仙台YH」。まだ時間は12時過ぎだが、快く受け入れていただいた。ほとんど普通の一般家庭で、ホームステイでもしているような気分になる。  久々の２段ベッド。 早速荷物を整理し、近所のコインランドリーの場所を聞いてそこへ向かう。そこで俺が見たコインランドリーは、俺が今まで見た中で最強のルックスを誇っていた。  （あまりにすばらしいので大きいサイズで） なんと言う趣（おもむき）・・！ この場末な感じがもうたまりません。旅先で入るならこうでなくっちゃね。  中は意外と普通。 金を入れてちゃんと動くのか少し不安だったが、ビクビクしながら硬貨を投入したらちゃんと動いた。まだ時間は1時過ぎ、どうせやることも無いので散乱しているマンガを読みつつ時間をつぶす。乾燥機は前の人が15分の残り時間を残していてくれたので、ありがたく利用させていただく。  ジャンプ等の週刊モノは、放置されているのを読んでも内容がさっぱりわからん・・。このイニD本は読みきりモノで楽しませてもらえた。 乾燥を待っていたら、急に体が熱くなってきた。これはなんか変だと思ってYHに戻ったあと体温計を借りて測ったところ、37.3℃。近所のスーパーで夕食を買った後、YHへ戻って横になる。 ◆上昇する体温◆ YHで横になっているとどんどん体温が上がっていくのを感じる。医者の言うこともたまには信じてみるモノだが、発熱は喜べない・・。 おとなしくしてろと言われそうだが、旅先で昼間から寝ているのも暇でしょうがない。 このYHには ・課長 島耕作 ・ゴルゴ１３ ・黄昏流星群 ・美味しんぼ というシブすぎる取り揃えのマンガがあり、読んで暇をつぶす。旅先でゴロゴロするのは嫌いではないが、体調不良でゴロゴロするのは辛い。  スーパー（セイユー）で買った弁当で夕食。 こういう日はお店で食べた方が気分も晴れるってモノですが、それが出来ない自分・・。 この日の同室者は2人。一人は64歳電車旅のおじさん。もう一人は東北某県から試験を受けに仙台まで来た若い兄ちゃん。彼は旅人ではなく、長期連泊するならYHが安いという経済的理由だそうで、YHも変わってきたのだなぁと昔を知らない俺が思う。 夜は21時頃就寝。体が熱くて熱くて大変な夜だった。 走行距離：67km（累積650km） 出費：7654円（累積13617円） ＜前の日 一覧へ戻る 次の日＞ |
