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TT250R用 デジタルタコメーターの製作 (3.波形整形)
■入力回路:ダイオードクランプ



ピックアップからの信号はそのままでは使えないので、マイコン(PIC)に入れる前に波形を整形してやらないといけない。とりあえず、定石とも言える教科書的な回路を作ってみた。

(EAGLEで書いた回路図はWebに載せづらい・・)

まず、入力された信号を大きめの抵抗で電流制限する。これを「入力インピーダンスを上げる」と表現するらしい。その後ダイオードを介してGNDと電源(+5V)に接続することで電圧を0〜5Vに制限する。このダイオードをクランプダイオードと呼ぶらしい。

こいつに-10V〜+10Vの信号(前のページのアンプで発生させたもの)を突っ込んでみると、入出力は下記のようになった。



下記2点が理解できていないけど、とりあえず0-5Vの信号に変換できたので先へ進むことに。
(もし間違えていても、素子が壊れるだけ・・。

【判らないこと】
@ピックアップからの信号は、瞬間的には結構な電圧になるはず(高回転時は起電力も大きくなるだろうし)。だからいくら100kの抵抗を挟んでいるとは言えクランプダイオードで5Vの電源ラインに戻してしまって大丈夫なのだろうかか?
Aフォトカプラで絶縁することも考えたのだけど、そうすると車載時には波形整形側とマイコン側で2つのレギュレータ(7805)が必要になってしまうのではないだろうか?(電源を共用したら、フォトカプラで絶縁する意味が無いはず)


■入力回路:シュミットトリガ



実際のピックアップからの信号はサイン波ではないので、上の回路だけでは綺麗なディジタル信号とはならない。正直このままでも行けてしまう気がするのだけど、とりあえず教科書的進め方に則り、シュミットトリガインバータで矩形波に整形してやる。

回路は次の通り。

先ほどのクランプダイオードの後、74HC14のシュミットトリガインバータにを2ゲート直列に接続。こうすることで論理が反転しないで済む。

オシロの波形も一応目論見どおり。


この状態で一度バイクに取り付け、思惑通りの動作となるか確認したいところだが外はあいにく雨。とりあえずこのままPIC側の作成に進んでしまうことにする。


<2.プリント基板の製作  4.ソフト製作(試作1号完成)>

おことわり


※1 記事を書きながら製作・勉強しています。誤っている箇所やアドバイスありましたら教えてください。質問も分かる範囲でお答えします。一緒に勉強しましょう。

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