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パソコン冷却ファン増設

■増設に至った経緯
俺の部屋は、暑い。窓は小さく、正面がアスファルトの駐車場。そして4.3畳の部屋にディスプレイ等の発熱する機器がいっぱい・・・。夏場は外気温よりも部屋の中の方が暑くなってしまう。だが、ケチな俺はあんまり冷房を入れない。パソコンにとっては過酷な環境だ。

時々ケースを開けると、ハードディスク(7200rpm/45GB)がさわれないほど熱くなっている。また、Pentium3は暖かい程度だったが、GeForce2GTSのヒートシンクはさわったら火傷した(爆)

というわけで、去年の夏にケースの背面に一つファンを取り付けてPCを使用していた。だが、前にあるHDDはあんまり冷えない上に、その強烈な排気で前の通気口にホコリがっ!

今回はそういうことも考えつ、少し改造してみることにした。

■目標
・背面ファンの他に、ハードディスク用にもう一基ファンを増設する
・ホコリ対策を考える
・風切り音がすごいので、エアコン稼働時はOFFに出来るようスイッチをつける。

■製作
まず、背面には去年つけたファンが付いているので、前面に12cmのファンを一つつける。ちなみに、コレは学校のゴミ捨て場に捨ててあったPCの電源からもいできた物。4つほどストックしておいた中から静音性と風量で優れている物をチョイスした。

まずは邪魔なハードディスクマウントを外して、前面にファンを取り付ける。一応取り付けるための穴は付いているので、特別加工することはなかった。写真を取り忘れたが、これでハードディスクマウントを元に戻すと直接ハードディスクに風が当たる位置。なかなかケースの設計は良いじゃないか。




そしてホコリ対策。去年の失敗をふまえて、今年は通気口にフィルターをつけることにした。色々考えたのだが、結局は換気扇のフィルターにする事に。通気性もまぁまぁだし、これでいいか。




次に各部の配線を行う。回路はタダのOn-Offだけなので小学生レベル。わざわざ回路図は書かない。ちなみに両ファンとも12V仕様なので、コネクタの12Vラインから電源を取っている。
それにしても、このパソコンは非常にうるさい。下の写真を見てもらうと分かるが、ファンだけで5個、そしてめちゃくちゃうるさいハードディスクだ。まさにフルオーケストラ・・・。
1)フロントファン
2)Pentium3のヒートシンクファン
3)電源ファン
4)リアファン
5)GeForce2GTSのヒートシンクファン(小さいくせに一番うるさい。不良品か?)
6)UrtlaATA100/7200rpm/45GBのIBM製HDD。速いのは良いけどうるさい。

ちなみに、3.5インチベイからたれているのがファンのSW。トグルスイッチにしました。




SWを取り付けてからゴチャゴチャした配線を処理してケースを閉じる。今回は空きベイのふたに直接取り付けた。右側が余っているのは、そのうちPICで温度計を作ってつけるつもりのため。いつになるんだか・・・。




適当にPhotoshopでデザインしたカバーをつけて完成。一時的な物なので、しっかりと張り付けるのはやめておいた。仕上がりはまぁまぁ良好。


温度計がまだないので実際に効果がどの程度出ているかは分からない。
だが、前面吸気口からは掃除機のごとく空気が吸い込まれているし、フィルターでホコリの心配も少ない。風切り音がゴウゴウとすごいが、エアコン稼働時は切れるので良いだろう。
ただ、ハードディスクは相変わらず熱そうなのでフロントファンは常時稼働させている状態だ。

ちなみに、制作費は自分のストックパーツを使ったのでタダ。
部品代を考えると、SWもファンも電線もゴミからの取り外し品だし、半田は学校からくすねてきた物。そう考えると自前の部品と言えば熱収縮チューブとパネルのケント紙だけ。安いぜオイ!(笑)

2002/11/04追記
後日PCIスロットのボード君に用事があったのでケースを開けたところ、以下のような状態になっていた。

見事に換気扇フィルターがホコリたちをキャッチしているではありませんか!
こいつぁー大成功ですな。ハフ。
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