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日記 2011年11月


6日 日曜日 雨時々曇り ■欧州見聞録Eボローニャ■

またまただいぶ日が開いてしまいました。
もうちょっとがんばって更新します。

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これで最後となる欧州見聞録その6は、イタリアのボローニャ。

サッカーの中田(自分探し中・・)が一時期住んでいたことで、日本人にも馴染み深い場所かもしれない。パスタのボロネーゼ発祥の地でもある。


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この町には数日間滞在。最終日はボローニャの空港から帰国の途に着いたため、多少観光することができた。
飛行機は15:00発なので、早起きすればAMいっぱい観光できる。疲れているがここは気合でがんばるのだ。



前日夜は仕事のまとめをざっとしつつ、荷物を広げて支度。
ホテルで閉めたらもう家まで開けないので、吟味してパッキング。



ここのホテルもちゃんとビデあり。こいつを合体させてしまった日本の奇跡の発明がウォシュレット。


タクシーでとりあえずボローニャ駅まで向かい、手荷物預かり所でスーツケースを預け、いざ町へ繰り出す。


ボローニャ駅。駅舎の両側に時計が付いていて、異なる時間を表示している。
片側は1980年に発生したボローニャ駅爆破テロ事件の時に止まった時計を、事件を忘れないためのモニュメントとしてそのまま残してあるらしい。正直、まぎらわしい。



駅舎内部。たしか奥の青い看板のところが手荷物預かり所だったような・・
預かり賃は8Euro。セキュリティは完璧ではないだろうが、パスポートによる本人確認もしており、街中をゴロゴロ引き回すよりよっぽどラク&安全。


ボローニャ名物はいろいろあるが、とりあえずベタなところとしてはボローニャの斜塔であろう。
え、ピサでないのかって?そこはイタリア人の建築、斜塔はイタリアのあちこちにあるのである。

こいつは市内からなら簡単に見つけられる(見える)ので、真っ先に向かう。入場料3Euroを支払い、後はひたすら階段を登りまくる。



恐ろしい木の階段。石積み(レンガ積み?)の壁から生えてる木の梁に無理やりくっつけてある。角度も急で、踏み板も磨り減ってる。



高いところ好きな俺もこれは結構怖い。
ちなみに内部は三層くらいに分かれていて、踊り場?みたいな中間層が存在する。よって、階段から落ちたら真下まで落ちはしない。それでも死ぬと思うけど。



ところどころこんな感じの巨大ターンバックルで補強してある。
地震が無い土地だから成り立つ建物だ。



息を切らして頂上までたどり着けば、ボローニャ市外を一望できる。
まぁ見事にどの家も同じ色してるねぇ。



これはメインストリートかな?



隣に立つさらにひどく傾いた斜塔。こっちは危険すぎて立ち入り禁止。
周囲の建物とパースが狂っていて気持ち悪くなってくる写真。



下から見るとこんな感じ。登ったのは高いほう。


思った以上にキツくて足がガクガクだが、街歩き再開。



日本食レストラン「Niji」。ドアに日本語で「開いた」となぜか過去形で書いてあるあたり、経営は日本人ではないのだろう。
怖いもの見たさに食べてみたくなるが、ここへ来て罰ゲームみたいなことしなくても・・と思い直してスルー。



ボローニャ中央部のマッジョーレ広場にある、有名な「ネプチューンの噴水」。
有名なのはこの噴水の一番上に立つ逞しい体つきのネプチューン像なのだけど、噴水の台座にえらいところから水を噴出すお方が。



近くの建物には、「へそガラス」を使った建物も多い。
※膨らませたガラスに穴を開け、吹き棒を回転させる遠心力で平たい円にしたガラス。吹き棒の付いていた「へそ」がある。
板ガラスが製造される前の時代から建っているんだね。



街の別の広場で開催されているマーケット。
SONYならぬSQNYみたいなパチもんから衣類まで本当に何でも売っている。
露天をやっているのは、ぱっと見イタリア人ではなく移民?がメインのようだ。
ゴチャゴチャしているが、歩いて飽きない。

そんなこんなでタイムリミット。
街中で見つけたスーパー「Pam」で水と土産のお菓子を適当に購入し、カバンを開けると何やら濡れている。昨日ひょんなことから貰ったパイナップルジュースの蓋がきちんとしまっておらず、カバンの中がパイナップルジュース漬けになっていた。

街中で店広げてカバン掃除するわけにもいかず、可能な限り持っていたウェットティッシュで拭いて出発。最終日になにやってんだか。

ボローニャ駅で手荷物を受け取り空港までのシャトルバスに乗ったのだが、このバスの運転手がまたフザけたヤツだった。携帯でメールやら電話やらしつつ運転し、よそ見による急ハンドル急ブレーキもあたりまえ。多くの人がスーツケースを持っているのだけど、死ぬ気で踏ん張っておかないと車内で吹っ飛ばされてしまう。

日本の運転手なら一発でクビだろうけど、イタリア人はどう思ってるのだろう。
カバンから漂うフルーティーな香りとともに、この暴走バスは俺のイタリアの思い出として深く刻まれることとなった。

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これで2週間にわたる出張も終わり。
期間こそ2週間だったが、ドイツ、オランダ、ベルギー、フランス、イタリアと5カ国を駆け回る辛く楽しい出張であった。

これだけの国を回っても、EU圏ゆえパスポートのスタンプは2個のみ。必要な通貨がひとつという旅行者へ大きなメリットのあるEUROは、今ギリシャの財政問題で揺れている。


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