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旅の相棒 GREAT JOURNEY

■出会い
関東四県ぐるり一周ママチャリツーリングの後、さらに野宿旅にのめり込んでしまった俺はいわゆる「ルック車」ではないマウンテンバイクに手を出そうとしていた。
まず、インターネットや雑誌などでどういう物が良いか調べる。条件として

・前後キャリア装着可能(=サイドバッグ4個装着可能)
・24段変速以上
・10万以下

を設定してみた。丸石自転車のエンペラーツーリングマスターというランドナーが「いかにも」な感じで良かったのだが、本体だけで10万する。パナソニックのセミオーダーのツーリングサイクルも本体で11万。うーむ、それくらいの相場なのは知ってたけど、やっぱ高い。そんなことを考えていたらとんでもない自転車が登場した。それがGIANT GREAT JOURNEYだった。Fサス付きのMTBに前後キャリアとサイドバッグ4つがついて衝撃の7万円。気持ちが悪いほどお買い得だった。(後から考えるとパーツのグレードなどケチれるところはかなりケチっているが・・・)

物を見た瞬間、「これしかない」と思ってしまったが、落ち着いて考えるとベタなツーリングマシンだからなんか猛烈に素人くさいし、出先でUNIQLOみたく「あ、そのチャリ知ってる」となりそうなのが気がかりだった。でも、安さに負けて購入。こうしてGIANT グレートジャーニー 430mm カラー:マルーンは俺の物になったのでした。


■素性
パーツ的には
・前キャリアを付けるタップ穴が開いたオリジナルクラウン付きのFサス
・メインコンポーネントはShimano Alibio
・26×1.75のセミスリックタイヤ
・前後ともアルミパイプ製のキャリアつき
・前後ともしっかりした泥よけつき
が主だった装備かな。世間一般の評価は知らないけど、俺は基本的に(一つを除いて)必要十分の装備で満足している。AlibioはShimanoのコンポの中では低グレードだけど別にちゃんと変速できるからこの程度で十分だし、キャリアを含めて各部がかなり頑丈に作られているから安心できる。

ただ、このタイヤだけはいただけない。空気圧はちゃんと管理されていたのに1000km走らないうちにリアタイヤのタイヤサイドが裂けた(!)。


問題のタイヤ。ツーリング中だったのでかなり困った。

その時はツイてないなぁ・・・で済ましたのだが、旅先で会うグレートジャーニー乗りの5割以上がそんなに走らないうちにタイヤサイド裂けでパンクした経験を持っていた。しかも、その経験がない人のタイヤでも見せて貰うと大抵もう少しで穴が開きそうなほどタイヤサイドが摩耗してたり・・・。
これはグレートジャーニー乗りの間でも結構有名な話らしく、逆にこの話題で「マジ、このKENDAのタイヤ最悪ですよね〜」なんて盛り上がってしまうこともあるくらいだった。

俺はこの一件以降、スペシャライズドのニンバスEX(26×1.5)に履き替えた。レッドラインで見た目も良いし細くなって抵抗も軽いし、お勧めです。


■良い自転車だが・・・
ハードウェア的な欠点はタイヤくらいだが、やはり最大の欠点は旅先で「あ、グレートジャーニー!」と言われること、そして同じ自転車に乗っている人をしょっちゅう見かけることである。俺は個人的にこの自転車をかなり気に入っているし、別にそういわれることをあまり気にしていないのだが、逆に「人と同じのはヤダ」って人には全くお勧めできない自転車である。安いなりの部分はあるけど、基本的な部分はしっかりしていてさすが激安GIANTである。

ちなみに、ドロップハンドルモデルの「グレートジャーニー2」が存在するが、俺はあまりお勧めできない。乗ってる人は皆「平坦路をダラダラ走ったり、長距離をガシガシ走る分には良いけど登りが辛い」と言っていた。それにカンチ用のレバーでVブレーキを引けるようにする妙なシカケがついているから、ワイヤ切れとかしたとき大変そうだし。山岳路が多い日本ではフラットバーの方が良いかな、なんて思います。

まぁ、なんか色々あるが俺はこの自転車が大好きだ。車体の傷も「これはあそこで付けたんだっけなー」等と思い出の一つとなっている。まだまだ、これで各地を走ってみたいもんだなぁ。


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